接地感が気持ちいい…。〈OOFOS〉が目指すのは“自然の地面を歩いている感覚”

リカバリーフットウェアブランド〈OOFOS(ウーフォス)〉。そのOOFOSがアメリカ・ニューオリンズにてメディアトリップを開催。『ターザン』編集部も参加し、独特な履き心地を生み出す機能や、ブランドが目指すゴールについて聞いてきました。

取材・文・写真/編集部

初出『Tarzan』No.872・2024年1月25日発売

OOFOS ウーフォス

リカバリーフットウェア〈OOFOS〉とは?

「私たちのストーリーを知って、さまざまな体験をしてほしかったんです」

そう語るのは、リカバリーフットウェアブランド〈OOFOS(ウーフォス)〉のCEO・ルー氏。2011年に誕生したOOFOSは、リカバリーシューズのパイオニアとして発展。日本でもファッションブランド〈SOPH.〉とのコラボなどで人気を呼んでいる。

OOFOS

2011年にマサチューセッツ州コハセットで誕生。リカバリーシューズに特化したブランドとして、現在では業界のトップを走る存在に。日本のさまざまなブランドとのコラボ商品も今後予定されている。詳細・製品購入は公式サイトへ。

そんなOOFOSが今回企画したのが、アメリカ・ニューオリンズで行われたメディアトリップ。全米と世界各地からジャーナリストが参加したイベントに、『ターザン』編集部も参加した。

着地衝撃を37%も抑える特殊素材

OOFOS ウーフォス

歴史的な建築物が残るエリアを歩くツアーに参加。

スケジュール前半はニューオリンズの歴史や雄大な自然を知る体験型のツアーへ。18世紀の建築物が残る「フレンチ・クォーター」などの街並みを歩きながら、OOFOSマーケティング責任者のダレン氏からブランド創設初期や製品についてのプレゼンテーションが行われた。

ツアー中はシューズタイプの《OOmg Sport》を着用したのだが、長時間歩いてもとにかく疲れない!その理由は「OOfoam」という特殊素材が着地衝撃を37%も抑えているから。

高反発のシューズでは感じられない、荷重を沈めるような接地感と、土踏まずをサポートするフットベッドの感触が独特の履き心地を生み出していたのだ。

OOFOS ウーフォス

参加したメディアは皆、〈OOFOS〉製品を着用。シューズタイプももちろん、OOfoamのテクノロジーを備えている。

OOFOS ウーフォス

石畳などの路面変化もOOfoamなら問題なし。

どのブランドとも一線を画すユニークなギアはどんなビジョンで生まれたのだろうか。

「私たちのミッションは“人々がより心地よく過ごせるようにすること”。そのために、何よりも機能を一番に考えます。

ミニマルな構造、機動性、軽量性など、OOfoamをはじめ私たちの製品に一貫性があるのはそのためです。また、ユーザーからのリクエストには、行間を読み、常に彼らの声に注意深く耳を傾けているんです」(ダレン氏)

自然の地面を歩いている感覚に近づけたい

OOFOS ウーフォス

印象的なロゴデザインは、「OO(ウー)!」という感動の声が由来だという。

“リカバリー”というコンセプトについては、こんな思いを持つ。

「多くの人々が足や膝、背中に問題を抱えています。硬い地面のストレスを和らげてほしい。自然の地面を歩いている感覚に近づけることが私たちのゴールです」(ルー氏)

日本出発から飛行機移動、ホテルの部屋など常にサンダルタイプ《O
Oahh》を着用した。帰国まで足の疲れを感じることはなく、快適そのもの。ランや筋トレ後はもちろん、旅行やオフィス利用などOOFOSが活躍するシーンは多そうだ。

最後に、ブランドの展望を聞いた。

「私たちの技術とメリットを知ってもらい、より多くの人々が心地よく過ごせるようになってほしい。いずれはドレスでも着られるシューズやブーツなどの商品も増やしていきたいと思っています」(ルー氏)