筋肉を落とさず、体型を維持する|モデル・ShogoさんのBig3
いいトレーニーはアンテナを張っている。だからいろいろ知っているし、トレーニング法も柔軟。幅の広さを知る第一歩として、みんなのお気に入りBIG3を聞いてみた。本来はベンプレ、スクワット、デッドリフトだけど、どんな種目が出てくるんだろう。今回は、モデル・Shogoさんの「私の好きなBig3」。
取材・文/井上健二 イラストレーション/モリタクマ 編集/門上奈央
初出『Tarzan』No.872・2024年1月25日発売
Shogoさん
教えてくれた人
しょうご/モデル。2007年にモデル活動をスタート。18年にはモデルエージェンシー〈VELBED.〉を設立。代表を務める傍ら、自らもモデルとして活動している。野良仕事用ウェア&小物ブランド〈KEIMEN〉のディレクターでもある。
目次
服を着こなし畑も耕せる肉体を養う
モデルを志す前は、ゴールキーパーとしてプロのサッカー選手を目指していたShogoさん。その頃から5kgのメディシンボールを用いたトレーニングを盛んに行っており、いまでもそれは変わらない。
「職業柄、筋肉を落とさず、体型を維持することを目標に鍛えています。ただ、コロナ禍を契機に車移動やデスクワークが増えたら、坐っている時間が長くなり、お尻の筋肉が目に見えて落ちてきた。
ですから、いまは自宅でもジムでも、お尻を鍛える筋トレを優先して行っています。服を着こなすうえで引き締めたいお腹はトランクツイスト、二の腕はリバースプッシュアップでトレーニングしています」
ビッグ3以外で、トレーニングに活用しているのが農業。
「祖父母が兼業農家で幼い頃から土いじりが好きでした。仕事を始めてから出会いがあり、数年前から山梨県道志村で遊休農地を1.5反(約1500平方メートル)ほど借り、化学肥料や農薬を使わない有機農法で野菜を育てています。
耕運機での作業以外はすべて手作業ですから、農業はトレーニングのようなもの。逆にカラダを鍛えていたから、野良仕事もこなせている。カラダを変えたいなら、農業もお薦めです!」
① ブルガリアンスクワット with メディシンボール(左右各40秒キープ×3セット)
両手でメディシンボールを胸の前で持ち、片足の甲を後ろの椅子かベンチに乗せる。そこから大股1歩分離れる。
後ろ脚の膝を床に近づけるようにしゃがみ、前脚の膝を90度曲げる。上体を床と垂直に保ち、ゆったりと呼吸しながら40秒間キープする。
「前足の踵に全体重をかける気持ちで行うと、お尻により効きやすくなります」
② トランクツイストwithメディシンボール(10往復+10回×3セット)
床に坐り、両手でメディシンボールを胸の前で持つ。上体を後ろに傾け、両膝を曲げて揃え、床から浮かせる。
その姿勢を保ったまま、体幹を捻ってボールを左右の床に近づける。10往復終えたら、真上にボールを投げてキャッチ。10回繰り返す。
③ リバースプッシュアップ(15回×3セット)
椅子の座面を背中側で両手で摑んで両腕を床と垂直にし、両脚を腰幅でまっすぐ前に伸ばし、全身を床から浮かせる。
背すじを伸ばして胸を張る。肘を閉じて90度曲げながらお尻を床に近づけたら、肘を伸ばして元に戻る。