牛尾理恵さん
教えてくれたひと
うしお・りえ/料理研究家、フードコーディネーター、栄養士。美味しくてシンプル、そして自らの経験をフィードバックしたヘルシーなレシピ提案に定評。近著に『サプリみたいに栄養がとれる副菜101』(主婦と生活社)がある。
筋トレ好きの料理研究家が選ぶバランスメニュー
料理研究家は食べるのも仕事のうち。10年前、40歳を目前に、牛尾理恵さんは20歳の頃より体重が10kg増えていると気づいて驚愕。2倍成人式を20歳の体重で迎えると決意し、減量に挑み始めた。
「成功したら身軽になって動きやすくなり、今度は42歳で42km走ろうとフルマラソンに挑戦。5時間11秒で完走できました」
その後、ジムのフリーウェイトエリアで本格的な筋トレも開始。
「下半身が太いのが嫌だったのですが、ジムのマッチョ先輩に下半身を褒めてもらって以来、意識して下半身強化に取り組んでいます」
強靱な下半身を活かして、トレランにもトライ。現在は週4回ジムに通い、2週間に一度はパーソナルトレーニングを行うユニークな“筋トレ好きの料理研究家”となる。彼女が選んだのは次の3つ。
「1年前から犬を飼い始め、毎日一緒にお散歩ラン。トレランにも連れていきます。ブルガリアンスクワットは下半身の強化に最適。開脚ストレッチはエクササイズの仕上げに必ず行います。1年くらい前、多忙で運動もストレッチもサボっていたら、ジムでダンベルを持った瞬間にぎっくり腰になり、ストレッチの重要性を再認識しました」
① 犬とお散歩ラン(毎日60分)
愛犬はメスで名前は福ちゃん。もともと闘犬だったブルテリアという犬種で、超アクティブなので日々の散歩は欠かせない。「有酸素運動が続かないという悩みがあるなら、ヤンチャな犬を飼うのがお薦めです(笑)」。
② ブルガリアンスクワット(左右各15回×3セット)
両手にダンベルを持ち、片足の甲を後ろの椅子やベンチに乗せる。反対の足を大股1歩分前に出す。ダンベルを体側に下げ、背すじを伸ばして胸を張る。後ろ脚の膝を床に近づけるようにしゃがみ、元に戻る。上体を床と垂直にして、前脚の膝が爪先より前に出ないようにする。
③ 開脚ストレッチ(3~5呼吸)
床に坐り、両脚をできるだけ大きく開き、無理のない範囲で股関節を最大限ストレッチする。その姿勢を保ち、鼻から深く息を吸い込み、口から息を長くゆっくり吐き出す深呼吸を行う。