新井舞良さんがゆるゆる朝ジョグで感じた嬉しい変化

モデル、女優として活躍している新井舞良さん。ボルトの走りに魅せられ、高校生の頃は陸上部に所属していたという彼女の今の運動習慣はゆるめの朝ラン。1年前までは早起きが苦手で夜ランをしていたが、海外ドラマのミューズに憧れて朝ランにシフト。新井さんが感じている朝ランの魅力と継続の秘訣を教えてもらった。

取材・文/門上奈央 撮影/中島慶子 スタイリスト/川﨑加織 ヘア&メイク/菅井彩佳

初出『Tarzan』No.851・2023年2月22日発売

新井舞良さん

ペースや距離はぜ〜んぶ無視。20分間、足を動かせば合格!

ボルトの走りに魅せられて、高校生の頃陸上部に所属していた新井舞良さん。1年前から週2〜3日、外ランをしている。

新井舞良さん

「夜型人間なのでジムのマシンで走ってた時期もありますが、マットを走る感触になかなか慣れず。外を走ると景色が変わるのがやっぱりいいな〜と」

夜ランから朝ジョグにシフトしたのは一人の“ミューズ”の存在が大きい。

「Netflixのドラマ『エミリー、パリへ行く』で、主人公のエミリーが毎朝、仕事前にパリの街を走るんです。ジョグ中にイヤホンで電話をして、走り終えて帰宅したら、おしゃれな服に着替えて出勤。

それを見て、私もエミリーみたいな生活を送りたいなって!(笑)あと美容について調べるなかで、体内時計を整える重要さや、朝日を浴びることの大切さを学んで、朝のジョグに切り替えました」

1年間続いているが、元夜型人間の新井さんには早起きは今も大変だそう。

「ウェアに着替えるのも面倒な日はパジャマにサンダル姿で、家の周りを歩きながら太陽を探して終わることも。それでも早起きできた自分を褒める!

走れる日は20分間走ります。1回5km走ると決めていた時期もありますが、“前と比べて走る速度が遅くなった…”などいろいろ気になって。体調は日々波があるので、目標のペースも決めない。途中で歩いてもいいから20分間足さえ動かし続ければOKです」

朝ジョグにしたことで嬉しい変化も。

「夜の寝つきが良くなりました。毎日アプリで睡眠のトラッキングをしてますが、朝走った日のデータは毎回良好。ともあれ“やらなきゃ”と思うのが負担になるので、気楽にやるのが一番です。

カラフルなウェアを着るとモチベが上がるし、BGMも大事。最近リピしてるのは『悪魔巣取金愚』。以前テレビで北海道・稚内のランナーさんがインタビューされていて、その方が推していた曲で、すごくいいんです!

だからこの記事を読んで『悪魔巣取金愚』をBGMにしてくれた方は、新井も今頃これを聴いて走ってるかな?と思ってもらえると嬉しいです(笑)」

寒い季節のジョグの必需品

新井舞良さんのランニングウェア

肌寒い季節の必需品。「ニット帽は〈FLEEKRS〉。色物を取り入れると気分が上がります。中3の頃にカナダで父に買ってもらった裏起毛のタイツも暖かい!」。