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『ターザン』850号(2023年2月9日発売)の特集は「運動で頭が良くなる!」。運動が脳を活性化させるメカニズムや具体的な運動メソッドを解説! サッカー日本代表・田中碧選手の表紙が目印です。
日本が沸いた昨年のサッカーW杯カタール大会。スペイン戦での劇的な決勝ゴールをはじめ、グループリーグ突破の原動力となった田中碧選手が『Tarzan』の表紙に登場する。
今回の特集は、ズバリ「脳」だ。
ミッドフィルダーとして攻守両面で世界基準のプレークオリティを備える“日本代表の頭脳”は、ピッチ内外で何を考え、どう己のカラダと向き合っているのか? その芯に迫った。
彼を構成しているのは、サッカー外でのOn(筋トレ)とOff(読書)の時間。「筋トレは日本の選手の中でもかなりやるほうですね」と語る通り、ダンベルやメディシンボールを使ったトレーニングはお手のもの。
午前中にハードな練習を終えてきたにも関わらず、「次は何をやりますか?」とこちらの無茶振りに笑顔で答えてくれるその様は、撮影現場でも司令塔そのものだった。インタビューでは、田中選手が考える「脳とカラダの関係性」について詳しく解説。
何かの競技に打ち込む人も、ビジネスパーソンにも、きっとヒントになる言葉が見つかるはず。紹介した、彼の愛読書にも注目してほしい。
「心とカラダがいい状態にあってこそ、思考が研ぎ澄まされる感じがしています。考える力はトップレベルで戦うために必要不可欠。
それでも自分のパフォーマンスを最大限に発揮できていると一番実感できるのは、無意識にカラダが動いているとき。
そういうときは集中力が“考えること”を超越したところに達しているといいますか、いい意味で頭の中が空っぽになっている感じですね」(田中碧選手=本誌より)
運動が脳を活性化させる。
なんとなく分かっているけど、どんなメカニズムなのか? 具体的にはどんな運動メソッドがいいのか? 気になる運動と脳の関係を、さまざまな角度からアプローチしていく本特集。
メインコンテンツは、やる気スイッチをステップ動作でオンにするところからスタート。
「集中力」を高める爪先ダッシュ&ジャンプ、「忍耐力」を高めるブリッジ&クランチ、「脳疲労」をリフレッシュさせる動的ストレッチ、「作業記憶(マルチタスク能力)」を向上させるプランク、「遂行能力」「発想力」と、6つの「脳力」別に、自宅で気軽にトライできる運動メソッドを紹介。
またその他、天才棋士・井山裕太さんの勝負脳に迫る特別インタビュー、左利きのレジェンド・鳥谷敬さん(元プロ野球選手)に聞く左利きの神秘検証ページ、eスポーツと脳の最新研究、アスリートも実践するメディテーションなど多数展開。
センター綴じ込み企画は、脳を8つの機能で分類した「脳番地」ごとの脳トレ集。「思考系」を鍛えるなら身近な人の長所を3つ見つける…、「伝達系」は人真似で笑わせる…、「理解系」は昔読んだ本をもう一度読み返す…、と、こちらは今日からできる34個の行動集を提案。
人体の最大の神秘である、「脳」の最新事情がたくさん詰まった一冊です。
文/編集部