通っている人も、これからの人も。確認したいジムのNGマナー8つ
ジムは共有スペースであり、設備や器具は共有物。皆がマナーを守ってトレーニングに励めば、自ずと快適で、居心地のよい場所になるはず! これから通い始める人も、既に通っている人も、基本的な8つのマナーを確認しておこう。
取材・文/神津文人 編集/堀越和幸 イラストレーション/泰間敬視 監修/白戸拓也
初出『Tarzan』No.848・2023年1月4日発売
目次
NG① スマホを見ながらマシンで鍛えて、人に譲らない
ジムでトレーニングを頑張っていることを友人・知人に伝えたい、“いいね!”をしてほしいという気持ちは理解できる。
しかし、マシンはトレーニングをするための器具。スマホをいじりたいのであれば、マシンは待っている人に譲って休憩スペースへ行こう。動画でのフォームチェックも必要最小限に留めたい。
NG② マシンをガチャガチャ鳴らす
マシンやバーベル、ダンベルでのトレーニング中にガチャガチャと大きな音を鳴らすのも迷惑行為。うるさいだけでなく、器具や床が不必要なダメージを受けることにもなる。
大きな音を鳴らしても筋トレ効果は上がらないが、音が鳴らないようにマシンを元の位置に戻す、リフトしたバーベルを丁寧に床に下ろすのは、筋力アップに繫がるぞ!
NG③ 勝手に他人にコーチをする
ケガや事故に繫がるような行為については、アドバイスが必要かもしれないが、トレーニングについて口出しするのはマナー違反。
それが親切心だったとしても、相手はそれを望んでいないどころか、“ウザい”と感じて、ジムが嫌いになってしまうかもしれない。指導はジムのトレーナーさんに任せて、自分のトレーニングに集中しよう。
NG④ ルールを確認せず、ジム内でスマホ撮影
フォームチェックのために写真や動画の撮影をしたいという人もいるだろうが、まずはジムのルールを確認しよう。
完全NGのこともあれば、第三者が写り込まないようにする、フラッシュを使わないなどの一定のルールを守れば撮影可能なジムもある。
また、撮影のためのフォトスポットを用意しているジムもある。撮影ができる場合も、場所を占有しないなどの配慮は必要だ。
NG⑤ トレーニング中に大きな声を出す
大きな声を出すと力が出る、テンションが上がるということはあるかもしれないが、ジム内で大声を出すのもマナー違反。周囲の人は驚いてしまうし、延々と呻き声を聞かされて気分がいいという人はいない。
どうしても声を出したいという人は、それをOKにしているグループフィットネスやパーソナルジムをチョイスするという手もある。
NG⑥ ルールを確認せず、長話をする
FIA(日本フィットネス産業協会)は、新型コロナウイルス感染拡大に対応するためのガイドラインを策定しており、FIAに加盟しているジムは、基本的にガイドラインに則って運営をしている。
それに伴い、手・指の消毒、マスクの着用、長時間の会話の禁止といったルールを設けていることがあるので、しっかりと確認しておこう。
NG⑦ 洗面台を水浸しにする
あなたが使おうとしたときに、洗面台が水浸しになっていたり、シャワールームが泡だらけだったらどう思うだろうか。良い気分はしないはずだし、文句も言いたくなるだろう。
使い終えた後は、次の人が気持ちよく使えるよう整えるのがマナー。サッカー日本代表の綺麗なロッカールーム、観客席のゴミを拾うサポーターを手本にしたい。
NG⑧ ナンパ、勧誘をしていけない
「ジムで集中してトレーニングしている時間が最高に気持ちいい」「ジムは仕事を忘れてリラックスできる大切な場所」という人は多いだろう。
そんなジムでのナンパや勧誘は、完全に迷惑行為。他人にジロジロと視線を向けるのもマナー違反。適切な距離を保つべし。迷惑行為を受けた際は、インストラクターや管理者に相談を。