牛乳鍋をラッキョウ＆ポン酢で【肺を整える薬膳鍋レシピ】
3000年ほど前に中国で生まれた食事の療法である薬膳は、内臓と季節、食べ物がそれぞれ密接につながっている。食べ物は薬である、という“薬食同源”の考え方をベースに季節や臓器に合わせた食材選びで体調を整えよう。今回は薬膳料理家のパン・ウェイさん考案の、肺を元気にする鍋料理と一品料理のレシピを紹介！
取材・文／高橋環 撮影／谷尚樹 スタイリスト／矢口紀子 編集／阿部優子
初出『Tarzan』No.847・2022年12月15日発売
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パン・ウェイ先生
教えてくれた人
薬膳料理家。北京生まれ。中国に代々伝わる家庭薬膳を継承。東京・代々木公園で料理教室も主催する。テレビの料理番組の出演や薬膳に関する著書も多数。
白い野菜とタイの牛乳鍋
微毒を含むもの以外、野菜はなるべく皮を剝かずに使う。一物全体の考え方で。
材料（2人分）
- タイ（切り身）…2切れ
- レンコン…60g
- 白菜…3枚
- カブ…1個
- 長ネギ…1/2本
- 大根…60g
- 長芋…50g
- 和風顆粒だし…20g
- 牛乳…300mL
- 水…150mL
- 料理酒…大さじ1
［タレ］
-
- 甘酢漬けラッキョウ（みじん切り）…大さじ4
- ニンニク（みじん切り）…大さじ1と1/3
- ポン酢…大さじ6
- ハチミツ…大さじ1と1/3
- すり白ゴマ…大さじ1と1/3
作り方
- タイは食べやすい大きさに切り、料理酒を振りかける。
- レンコンは厚さ5mmの輪切りにする。白菜は食べやすい大きさに切る。カブは皮付きのまま2cmぐらいの放射状に切る。カブの葉は長さ6cmに切る。長ネギは幅2cmの斜め切りにする。大根はスライサーで薄切りにする。長芋は皮付きのまま厚さ5mmの輪切りにする。
- ボウルにタレの材料を入れてよく混ぜ合わせる。
- 鍋に1と2、顆粒だし、牛乳、水を入れて、アクを取りながら中火で煮る。
大根としらすのネギ油和え
大根の皮は辛みが強いこともあるので、生食の場合は剝いて調理。
材料（2人分）
- 大根…10cm（100g）
- しらす…30g
- 長ネギ（みじん切り）…大さじ4
- サラダ油…大さじ3
- 塩…3つまみ
- 鶏がらスープの素…小さじ1と1/2
- 黒ゴマ…適量
作り方
- 大根の皮を剝き、半分の長さに切ってから、縦に5mmの厚さに切る。さらに繊維に沿って5mmの幅に切って棒状にする。
- ボウルに1としらすを入れ、長ネギを少し離しておく。
- 小鍋でサラダ油を充分熱して2の長ネギにかける。塩と鶏がらスープの素を加えて全体をよく和える。皿に盛り、黒ゴマを散らす。
