筋トレの前にドローインを習得せよ。
腹筋を鍛えて腹を割りたいのならば、食事コントロール(詳しくはこちらの記事:腹を割るならまずは食事改革! 8つのルール)と同時並行で行ってほしいのがドローイン。腹を膨らませたり凹ませたりすることで体幹のインナーマッスルに刺激を入れるトレーニングだ。
動きは地味だが、とても重要。これをすっとばしてやみくもにフッキンを行っても大した効果は期待できない。というのは、ほとんどの現代人はドローインのターゲットである腹横筋というインナーマッスルが使えていないから。
アスリートや格闘家、ジャングルジムをひょいひょい登る子どもたちはコアを軸として全身を自由自在に動かしている。ところがデスクワークばかりしている現代人は、コアがぐにゃぐにゃでも生活が成立する。で、腹横筋の機能が退化してしまうのだ。
腹横筋の役割は動かすというよりコアを安定させて腰椎を守ること。それが退化すると腰椎に余計な負担がかかり、フッキンをすればするほど腰痛に陥る可能性あり。
なので、フッキンに挑む前のドローインはマスト。仰向け→座位→立位→四つん這いの順で難度が上がる。
ドローインのやり方
- 鼻から一気に息を吸い込んで腹を膨らませる。
- 10秒かけて鼻から息をゆっくり吐いて、限界まで腹を凹ませる。
- これを10回繰り返し。
1種目を毎日行い、10回クリアできたら次のステップへ。