• 「筋トレをした時に“こんなに格闘技に活きるのか!”と実感」筋肉図鑑 vol.28(総合格闘家・矢地祐介)
COLUMN
2020.07.27

「筋トレをした時に“こんなに格闘技に活きるのか!”と実感」筋肉図鑑 vol.28(総合格闘家・矢地祐介)

総合格闘家・矢地祐介

トレーニングの軌跡を偽りなく物語るもの、それが筋肉だ。『筋肉図鑑』では、さまざまなトレーニーの筋肉の裏側に迫ります。第28回は『RIZIN』などで活躍する、総合格闘家の矢地祐介さん!

【今回の筋肉】矢地祐介
総合格闘家・矢地祐介
身長178.0cm、体重74.6kg、体脂肪率6.6%、骨格筋量66.1kg。1990年生まれ。KRAZY BEE所属。2009年プロデビュー。元PXCフェザー級王者、元修斗環太平洋ライト級王者。ユーチューブ『ヤッチくんチャンネル』ではトレーニングや食事などを紹介している。

※記載している筋肉量は、骨格筋や平滑筋、体水分量を含んだ値です

普段のトレーニングは全身運動のような種目がほとんどですが、広背筋僧帽筋はあらゆる動作で重要な筋肉です。に関しては昔から割れてまして…才能? というのは冗談ですけど、事実筋トレを本格的に始めたのは24歳からでした。

格闘家として修行するべく渡米して、現地のトレーナーのもと初めてしっかりと筋トレをした時に“こんなに格闘技に活きるのか!”と実感。体軸が安定し、できなかった動きも改善されました。腹筋ローラーを使う要領で、ダンベルを前後に転がす種目が特に辛かったことを覚えています。

筋トレの意義を再確認したので、帰国後、ウェイトトレを開始。今の課題は下半身の筋力の強化とバランス感覚の向上です。

総合格闘家・矢地祐介
矢地祐介さんの【腹直筋】/ほぼ左右対称な美しい6パック。「練習中に自然と鍛えられました。というか、正直昔から“埋もれた”ことがない(笑)」。

コロナ禍の間はジムも閉鎖したので、家や公園で四股を延々踏んでました! 毎日100回、休みなく踏み続ける。YouTubeの企画で以前相撲部屋に伺った時に教わって、下半身の“粘り強さ”がなかった僕には必要な練習だと感じまして。

在宅中の2か月間続けた結果、下半身の安定感が増しました。打撃中、体幹がほぼブレなくなった。外出自粛期間はある意味で、自分にとっては普段めんどくさい(けれど有意義な)ことができた期間でもありました。

総合格闘家・矢地祐介
矢地祐介さんの【広背筋】/「殴る蹴る組む引っ張る、全ての動作において重要」。瞬発力やジャンプを駆使しバーベルを挙げるハイクリーンで強化。

食事は試合前もそれ以外も内容はほぼ変わらず。米、肉、野菜といったシンプルなものが好きです。意識しないと脂質が不足するんで、家にはアマニオイルを常備し、そのまま飲んだり料理にかけたりします。

総合格闘家・矢地祐介
矢地祐介さんの【僧帽筋】/広背筋同様ハイクリーンで。「マジでいい種目なんすよ(笑)。僧帽筋は“デカい”と言われることが一番多いです」。

格闘家にとって筋肉とは説得力。技にとっても大切ですが、筋肉がついてると、いい意味で圧がある(笑)。ついているに越したことはないですね。ただし個人的に思うのは、服を着てもどうも“ヌケ感”が出ない! ファッションという観点だけで言えば、正直筋肉はいらないっす(笑)。ないものねだりですけどね。

取材・文/門上奈央 撮影/小川朋央

(初出『Tarzan』No.791・2020年7月9日発売)

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