【今こそ自宅トレ②】「オールアウト」がよくわかりません

取材・文/黒田創 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/中田真代 イラストレーション/越井隆 監修・指導/菅原順二(arancia)

初出『Tarzan』No.785・2020年4月9日発売

オールアウトとは「鍛えたい部位の筋肉に負荷をかけ続け、力を出し切った状態」の意。筋力を高めるのに効果的なやり方なのだが、その感覚をウェイトやマシンの助けを借りず、自宅トレで味わうには?

限界に達したら楽なフォームでもう数回!

「そういう方にはまず“本当に限界までやっていますか?”と問いたい」と言うのは、「ターザン」おなじみのトレーナー菅原順二さん。

プッシュアップスクワットも、10回×3セットなどと生ぬるいことを言わずに10セットでも20セットでもやってみましょう。そこで“もうこれ以上できない”と感じたら、オールアウトまでもう少し。少し楽なフォームにチェンジして限界まで追い込んでください。これで本当に立ち上がれなくなった時が、あなたにとってのオールアウトです」

もうダメ! のさらに先にあるのがオールアウト。自宅トレでも自分の限界に挑戦する方法はこちら。

プッシュアップの場合

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オールアウトとプッシュアップ
オールアウトとプッシュアップ
オールアウトとプッシュアップ
オールアウトとプッシュアップ

通常のフォームで限界寸前に達したら、両膝をついて腕の曲げ伸ばしだけで上体を上下させる。完全に起き上がれなくなったらそれがオールアウトの証拠。よく頑張りました!

スクワットの場合

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オールアウトとスクワット
オールアウトとスクワット
オールアウトとスクワット
オールアウトとスクワット

限界寸前になったら椅子の前に移動し、座面に尻をつきつつも何とか尻を上げ下げ。その力も尽き、椅子に座り込んだらそれがオールアウト。真っ白に燃え尽きた矢吹丈の如し。

PROFILE
菅原順二さん/1978年生まれ。パーソナルトレーニングスタジオ〈アランチャ〉代表。ピラティスを主軸に、アスリート、ダンサー、モデルなどのトレーナー指導を行う。
菅原順二さん/1978年生まれ。パーソナルトレーニングスタジオ〈アランチャ〉代表。ピラティスを主軸に、アスリート、ダンサー、モデルなどのトレーナー指導を行う。