姿勢が乱れて軸が歪むと、首・肩・腰に負担がかかり凝りや痛みの症状が出ることは、こちらの記事で紹介したとおり。さらに、胸郭の動きが悪くなれば腕が上がりにくくなって四十肩・五十肩のリスクが増すし、見た目にだって悪い影響が出てしまう。
正しい姿勢と軸に自分のカラダが当てはまっているのかどうか。日常生活チェックで歪みリスクを洗い出す。以下8つのうち、ひとつでも当てはまったら軸は歪んでいる。ぜひ対策を。
目次
1. 脚を組むクセがある
左右交互にバランスよく脚を組むのならまだOK。でも、座ったときは大体、どちらの脚を上にして組むということが決まっている場合は要注意。骨盤の左右差に繫がる。
2. 1日7時間以上デスクワークをする
一日のうちで最も多くの時間をデスクワークに割いているというニッポン人は少なくない。たとえいい姿勢でも、座る時間が長くなるほど一定部位に負荷がかかる。
3. 座るときは大体、背もたれに寄りかかる
脊柱のS字カーブがなっちゃいないので上体の姿勢を保てない。同時に骨盤が後傾して坐骨を座面の上に立てられない。よって、長時間座っているとこうした寄りかかり姿勢に。
4. 最近リラックスして呼吸をしたことがない
姿勢と呼吸は連動している。ストレスなどから呼吸の回数が増えると、軸が乱れて悪姿勢を招くことも。浅い呼吸がクセになっている人は呼吸法を学ぼう。
5. ここ1年、裸足で屋外を歩いたことがない
足の裏から脳に送られる感覚情報が正しい姿勢のプログラミングには不可欠。それには足の裏の皮膚や筋肉の感覚センサーを研ぎ澄ますことが重要。靴生活では鈍る一方。
6. 頰杖をつくことが多い
ハッと気づくとテーブル上で頰杖をついている。インナーの腹横筋が機能せず、腹圧が低いため、上体のポジションが保てていない証拠。体幹トレに役立つメソッドで改善を。
7. 1日3時間以上スマホの画面を見る
画面の覗き込みで頭が前に出て首の後ろが引っ張られた姿勢に。スマホは便利。でも生活すべてを支配されるのではなく、あくまで道具として使う。そしてこまめにストレッチ。
8. 人より歩くのが遅い
骨盤や股関節まわりの筋肉のバランスや機能が低下。結果的に歩幅が小さくなってトボトボ歩きに。通勤時、3人以上の人に抜かされるようなら要注意。筋肉バランスの回復を。