硬くなりがちな胸椎を解放、深呼吸しやすいカラダに|寝ながらトレ vol.9
『ターザン』編集部員がエクササイズを実践して紹介する、ベッドの上での「寝ながらトレ」。省スペース&時短で、誰でも簡単に試せます。今回のテーマは「胸椎の解放」。初級、中級、上級と3つのレベルをご紹介するので、出来そうなレベルをチョイス。もちろん初級から上級までやってもOK。3つやっても3分ほどで、さくっと終わります。
監修/齊藤邦秀 取材・文/石飛カノ 撮影/大嶋千尋
全部で24個ある背骨のうち、胸椎の数はその半分の12個。頸椎や腰椎よりも連結している骨の数が多く、肋骨とも繋がっているので、硬くなりやすい。ダンサーでもない限り、胸をぐにゃぐにゃ動かす機会も少ないので、さらに硬くなりやすい。
でも硬いまま放っておくと、やがて呼吸が浅くなり、筋トレするにも走るにも何かと都合悪し。そこで、寝ながらトレで胸椎の動きを滑らかに。
初級
まずは胸椎の屈曲と伸展。ベッドの上で四つん這いになり、逆毛を立てた猫のようにぐーっと背中を丸める。みぞおちを上に向かって引き上げるイメージ。視線は下。
次にあくびをする猫のように背中を十分に反らせる。視線は上に。15回。
中級
次は胸椎の側屈。ベッドの上で四つん這いになり、胸椎を左右交互に突き出すようにする。両手と両膝の位置は動かさず、肋骨を大きく左右に突き出すのがポイント。15回行う。
上級
最後は回旋運動。ベッドの上で四つん這いになり、左腕で肋骨を抱え込むようにして、まず左側に上体をツイストさせる。次に右側にツイスト。15回行ったら逆の手で肋骨を抱えて行う。
胸椎の回旋という新たな弱点を発見!
初級と中級の動きは、硬いなりになんとか出来たのですが、最後の上級の動きが…難しかったです。上手く上体をツイストできず、撮影では何度も撮り直し。たしかに、普段のランニングでも、たま〜にやる筋トレでも、回旋の動きは少ない気がします…。そのぶん固まっていたという、自分の新たな弱点が発見できました。