よくつまずく人に教えてあげたい、きれいな歩き姿勢をつくるエクササイズ(4)
日常の生活の悪しきクセ、運動不足などによって姿勢はどんどん崩れてしまう。姿勢というと「立つ」「座る」を連想するが、歩き姿勢もお忘れなく。毎日のエクササイズを習慣にして、自分の“弱点”を一つひとつ解消していこう。今回は「よくつまずく」を解消するエクササイズ。
取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 取材協力/菅原順二(パーソナルトレーニングスタジオARANCIA代表)
初出『Tarzan』No.766・2019年6月13日発売
つまずくのは腸腰筋の衰えのせい。
急いでいるとき、何も障害物がないフラットな地面でよくつまずく。高齢者ならともかく、働き盛りの30〜40代で身に覚えがあるという人は、要注意。
「太腿を引き上げる腸腰筋が衰えている可能性があります。足裏の感覚が鈍っていることも原因なので、『歩幅が小さい』の解消法とともに腸腰筋のトレーニングを取り入れて改善に努めましょう」(トレーナー・菅原順二さん)
今のうちに対処しないと、将来的には転倒→骨折→寝たきり人生まっしぐら。健康寿命を引き延ばすという意味でも、今は自分投資に力を注げ。
「よくつまずく」解消エクササイズ(左右交互20回×1セット×毎日)
ヒップロック
立った姿勢で片膝を高く引き上げると同時に反対側の手をまっすぐ上に伸ばす。これを左右交互に20回繰り返し。背骨と太腿を繫ぐ腸腰筋を最大限に伸展・収縮させるのだ。