「ガニ股」の原因を正す! きれいな歩き姿勢をつくるエクササイズ(3)

日常の生活の悪しきクセ、運動不足などによって姿勢はどんどん崩れてしまう。姿勢というと「立つ」「座る」を連想するが、歩き姿勢もお忘れなく。毎日のエクササイズを習慣にして、自分の“弱点”を一つひとつ解消していこう。今回は「ガニ股」を解消するエクササイズ。

取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 取材協力/菅原順二(パーソナルトレーニングスタジオARANCIA代表)

(初出『Tarzan』No.766・2019年6月13日発売)

ガニ股は膝トラブルの原因にも…。

前に向かって歩いているつもりなのに、なぜか膝と爪先が派手に外向き。カラダを開いたガニ股歩きで、遠くから見てもすぐあの人と判別できる。

「考えられる理由はいくつかありますが、そのうちのひとつは膝から下の下腿が外旋していること。踵着地の推進力が得られないので太腿前でプッシュして前に進む歩き方になります。放っておくと膝に負担がかかり続け、膝にトラブルが生じることも」(トレーナー・菅原順二さん)

日頃は意識しづらい下腿のズレ。地道なトレーニングでアジャストに励むべし。

「ガニ股」解消エクササイズ(左右10往復×1セット×毎日)

下腿ぐるぐるトレ

下腿ぐるぐるトレ

床に座り片腕を腿裏に通し、反対側の手で膝下を固定する。そのまま膝から下を内側→外側に向かって動かす。10往復したら反対側も。爪先を動かすのではなく膝下全体を動かす。

教えてくれた人

教えてくれた人
菅原順二(すがはら・じゅんじ)/1978年生まれ。パーソナルトレーニングスタジオ〈アランチャ〉代表。ピラティスを主軸に、アスリート、ダンサー、モデルなどのトレーナー指導を行う。