電車でハンサムにしゃんと立つには、“平衡性&巧緻性”が不可欠です|日常生活に必須な6つの力を伸ばす(4)
より快適に日常生活を過ごせるボディになるために挑戦したい、“攻め”の筋コンディショニング。今回は、電車で踏ん張れる「平衡性」と「巧緻性」を鍛える3つのトレーニングを紹介。
取材・文/石飛カノ 撮影/大嶋千尋 スタイリスト/山内省吾 ヘア&メイク/天野誠吾 取材協力/清水 忍
(初出『Tarzan』No.757・2019年1月24日発売)
こちらもチェック! 関連記事:
片足で立てない30代は意外と多い
片脚立ちになってしっかりと立てますか? 簡単簡単と言って派手にぐらつく30代は意外に多いもの。
平衡性、すなわちバランス能力は加齢によって一番最初に落ちやすい能力でもある。この能力が衰えて、電車の中で吊り革やポールを摑めないときは、さあ大変。踏ん張りきれずに周囲の人間にやたらぶつかり、ご迷惑をかけることに。
平衡性と巧緻性はセットで働く能力。自分の重心が今どこにあるかを感じ取り、そこにズレが生じたら速やかに正しいポジションに修正できる能力のこと。
筋肉に備わっている固有受容器は、今どのくらい筋肉が伸びているか縮んでいるか、その長さを感知して中枢神経と連動し、あるべき位置に筋肉を調整する。この調整能力を磨くには不安定なポジションでの筋コンディショニングが有効なのだ。
1. バランスディスクニーアップ(左右各5回×3セット)
ディスクの上でしっかりと膝をタッチ
- 両足を前後に開き、バランスディスクの上に前側の足を乗せる。両手はヘソの高さで揃えてキープ。掌は下向きに。
- 後ろ側の脚を引き上げ、膝で掌にタッチ。5回タッチしたら反対側の足で。
2. レッグスイング(左右各5スイング×3セット)
軸足の位置がズレないように意識すること
- 片脚立ちになり、反対側の脚をできるだけ大きくスイングさせる。
- 後方に伸ばしたとき両手は後ろ、前方に伸ばしたとき両手は前に。反動を利用してダイナミックに。
3. バランスディスクハーフスクワット(5回×3セット)
ディスクをフラットに保つのがポイント
- バランスディスクの上に立つ。このとき、バランスディスクの前後左右が潰れず、フラットの状態を保つこと。
- ディスクをフラットのまま保ち、太腿が地面と平行になるまで腰を沈めてスクワット。
日常生活で必須。6つの筋力を鍛えよう!