ウチサカさんってこんな人
飯能アルプス。
日本にはいろんなアルプスがあって、埼玉・奥武蔵には飯能アルプスがあります。トレイルラニングの場合は「子の権現」から「天覧山」に下るのが一般的だけど、実はコレ29kmと長いんです、しかもアップダウンがたくさん。経験者がトレーニングのつもりで走るにはいいけど、初心者にはつらいなあ、ちっとも楽しくないなあ。
なので、ここではスタートを変えてアップダウンの少ないゆるゆる区間を、飯能アルプスの3分の2を紹介いたしましょう。とはいっても距離は20kmです、ゆるいとはいえ、ちょっとは覚悟しましょうね。
さあ行くよ、コースは一本道のように見えるけど、分岐がいくつもあります、左下のGPSをDLしておいてください。スタートは西武池袋線終点の吾野駅、フィニッシュは「天覧山」、つまり飯能の街に走り着いちゃいます。
で、吾野駅をぐるっと回り込むと(線路の下を抜ける狭くて怖い?トンネルもあるけれど)ホームの裏側に「吾野湧水」。この水場から南に進むとすぐに上り坂になって1.5kmほどで上り切れます。そこが前坂、飯能アルプスの稜線です。
ここから飯能アルプスの始まり始まり。大高山、天覚山、そして東峠あたりまでは小さなアップダウンが繰り返されるけど、東峠のちょい先から上り下りは少なくなって、走りやすくなります、ここはうれしい区間です。そうそう、久須美坂からは武蔵横手駅にショートカットできるので、何かあったときに。
久須美坂から800mくらいで永田山、ちょっとした広場に石を積み上げたケルンみたいなものがあってそれが山頂、驚かないで。標高277mですから。ずいぶん下ってきました。左に住宅地が見えてきたらそろそろ終盤、残るは多峯主山(とうのすやま)と天覧山です。
GPSナビのとおりに「え、こんなところを行くの?」という怪しい下りで舗装路に出たら、300mほど歩道を下り、同じように「まさか、ここ?」というところでトレイルに入ります。けっこうな上りの先が多峯主山、この山は標高271mと低いけどなかなかのビューです。奥武蔵はもちろん奥多摩の山々、西武ドーム、東京スカイツリー、富士山もご覧いただけます。
そして最後の天覧山は飯能の街の展望台といった山、標高は197m。もうここまでくれば飯能駅は残り2kmちょい。のんびり歩いても30分かかりません。山頂下の能仁寺から市街に下りて、クルマに注意しながら街の中を進みましょう。
コースマップ
吾野駅からは西武線と平行に連なる飯能アルプス、わかりやすいコースです。前半はアップダウンが多め、後半少なめで、コース全体として下りです。困ったときは久須美坂から武蔵横手駅にエスケープできます。
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GPSデータは「.gpx」形式です。GPS時計各ブランドのアプリで読み込めます。GPS時計がなくてもスマートフォンの地図アプリを使ってダウンロードできるし、「Googleマップ」を開いて「マイマップ」に取り込むこともできます。また、「.gpx」形式はMacアプリの「トレイルノート」で開いて編集することができます。