シンプルだけど奥深い。「モルック」に沼る人が続々
世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は、ハマる人が続出中の「モルック」について。
edit: Takashi Osanai
初出『Tarzan』No.883・2024年7月4日発売
シンプルだけど奥深い。「モルック」に沼る人が続々
フィンランドの伝統的な投擲競技キイッカをベースとして1996年に発祥した「モルック」。サウナとビールを楽しみながらゆるーくプレーするスポーツだったが、近年じわじわと人気が上昇。北欧はもとより世界的に競技人口が増えている。
人気の秘密はその間口の広さ。モルックと呼ぶ木の棒を投げ、点数の書かれた12本のピン(スキットル)を倒すというシンプルな競技なため、誰でもプレー可能。2人以上で成立する対戦形式で、チーム戦にすれば大人数でも盛り上がる。
得点を重ね合計50点になったらウィナー!…と、一見簡単そうに聞こえるルールだが、「50点を目指してどのピンを何本倒すべきか」といった頭脳戦略が勝敗を決める側面も。おかげでカジュアル気分で始めながらもいつしか熱のこもった戦いに、といった具合にハマる人が続出中なのだ。
COORDINATOR
UTANO YOSHIKO/ヘルシンキ在住歴19年。商談通訳・帯同を中心に活動。愛犬の柴犬KIKIと森を歩くのが毎日の小さな癒やし。YouTubeチャンネル『北欧さんぽ』更新中。