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姿勢を正し、己の煩悩を焼き尽くす。護摩行、体験してみました

大本山神瀧山 清龍寺不動院 護摩行 姿勢

猫背を卒業して、シャキッとした姿勢になりたい。そう願う人のために、思わず背筋が伸びてしまいそうな体験を編集部員がカラダを張って実証。今回は、不動明王が降臨した護摩の炎のすぐそばで不動明王真言を唱える「護摩行」を体験してみました。

否が応でもシャキッとする

護摩行と聞くと、広島カープの新井貴浩監督が袈裟で身を包み、炎と対峙する姿が思い浮かぶ人も多いはず。これは弘法大師が伝えた密教の修行の一種

不動明王が降臨した護摩の炎のすぐそばで不動明王真言を唱えることで、自らの煩悩を焼き尽くし、願いを届けるというもの。この修行を、東京都心から近い埼玉県和光市の清龍寺不動院で体験できるという。

大本山神瀧山 清龍寺不動院

大本山神瀧山 清龍寺不動院 護摩行 姿勢

東京近郊では数少ない護摩行体験が可能なお寺。修行料は1人20,000円、単独を希望する場合はプラス10,000円。申し込みは電話にて。

  • 住所:埼玉県和光市白子2-15-47
  • TEL:048-461-2116
  • アクセス:東武東上線成増駅、東京メトロ地下鉄成増駅より徒歩15分
  • WEBサイト

白装束で院内の修行場に一歩足を踏み入れると、煩悩まみれのクロダの背すじも否が応でもシャキッとする。虹橋ひかる僧侶から教えを受け、護摩壇へ上がり、両手を合わせて金剛合掌を行う。目の前では、護摩木に火がついている。

大本山神瀧山 清龍寺不動院 護摩行 姿勢

名前と願い事を書いた護摩木を火にくべると、不動明王が降臨した炎によって燃やされ、願いが届くという。炎の中に大日如来の化身である不動明王が降臨する。その炎からパワーを授かるべく、金剛合掌や三礼など、特別な作法を経て護摩壇に上がる。不動明王真言を唱えながら炎と対峙。猛烈に熱いが、次第に無の心境へ。

その炎は、僧侶が護摩木をくべるたびにどんどん大きくなり、わずか50cmほどの距離だと顔中の皮膚が火傷しそうな熱気である。しかし、今できるのはひたすら不動明王真言を唱えること。猛烈な炎で、己の煩悩や悩みを焼き払うのだ。

熱い。ひたすらに熱いが、いつしかその苦しみは消え、ただ無心で炎と向き合えるようになる

30分で護摩木がすべて焼き尽くされ、終了。煩悩が焼き払われた心は軽く、同時にカラダも解放感に満ちてスッと伸びやかに。護摩行、一度は体験するべし!

取材・文/黒田 創 撮影/石原敦志

初出『Tarzan』No.879・2024年5月9日発売

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