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ランナーが集結する神社? 足腰の健康を祈願する東京・葛飾区「亀有香取神社」

大きなマラソン大会が近づくとにぎわう神社がある。東京・葛飾にある亀有香取神社だ。ランナー達が求めているのは祀られている神様のご利益。宮司の唐松範夫さんに詳しい話を聞いた。

亀有香取神社にはなぜランナーが集結するのか

教えてくれた人:唐松範夫さん

からまつ・のりお/亀有香取神社宮司。國學院大學ではアメリカンフットボール部に所属していた。今も1週間に6日、60~90分トレッドミルで走っている。バイクマシンを酷使しすぎてベルトが切れた。

3月の東京マラソンをはじめ大きな大会が近づくとにぎわう神社がある。東京・葛飾にある亀有香取神社だ。

ランニング 雑学

「香取神社は関東一円に300くらいあります。闘いの神様でもあるという武道系の神様を祀っていて、現代ではスポーツ全般の神様とされるようになりました。そんな香取神社のなかでも亀有香取神社に限っては、みなさん足腰の健康を祈願しにいらしています」

そう話すのは亀有香取神社で宮司を務める唐松範夫さん

「香取神社のなかでは、亀有だけに道祖神様が祀られています。現代のような交通機関がない時代、旅に出る人々は草鞋を編み、道祖神様の祠に奉納して、道中の安全を祈願していました」

だから、マラソンやサッカーをはじめランの比重が大きいスポーツ選手たちがケガをすることなく走れることを願い亀有を訪れている

「東京マラソンの抽選結果が出てから本番までの週末はとくににぎわいます。選手本人はもちろん、応援する家族やお友達も来ます。この時期だけで1000人くらいでしょうか。願をかけて、亀戸香取神社から亀有香取神社へジャージ姿で走っている選手も多いみたいですよ」

足腰の健康を祈願するお守り

ランニング 雑学

境内では、足腰の健康や健脚を祈願するお守りを購入できる。「毎年、東京マラソン前の2月にお求めになる方が多いです」(唐松さん)。道祖神に草鞋を奉納することから、草鞋のデザインが多い。ランニング中に身に着けられるようにミサンガになっているタイプも人気。写真のお守りはすべて700円。祈願も5,000円より受け付けている。

取材・文/神舘和典 撮影/石原敦志

初出『Tarzan』No.874・2024年2月22日発売

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