鍛えるシェフの筋肉レシピ:温活羊鍋
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈江戸東京和膳 澄〉オーナーシェフの川越 真さんに教えてもらった「温活羊鍋」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.876・2024年3月21日発売
川越 真さん
教えてくれた人
〈江戸東京和膳 澄〉オーナーシェフ。飲食の道に進んだ後、薬膳と漢方を専門的に学び、国際薬膳調理師、漢方スタイリストの資格を取得。2019年に独立、東京食材と和食ベースの薬膳がテーマの現店を開店。
学生時代はサッカー、その後は体調管理のためにも筋トレに励んでいた〈江戸東京和膳 澄〉の川越真さん。コンディション作りに役立つ、カンタン薬膳を教わった。
高タンパクな羊肉をショウガやシナモンなどと煮込んだ羊鍋。
「昔から有名な気血を補いカラダを温める薬膳スープのアレンジ。ショウガは温める効果が高まるので、生より炒めるひと手間を」
温活羊鍋
材料(2人分)
- ラム肉(ももスライス)…200g
- [A]
- ショウガ(千切り)…5かけ
- サラダ油…大さじ3強
- 玉ネギ(スライス)…1/4個
- 黒キクラゲ(乾燥)…6枚程度 ※水に浸し戻しておく。
- ニンニク(みじん切り)…1/2かけ
- シナモンスティック…1かけ程度
- クコの実(乾燥)…10個
- 塩…適量
- 水…500mL
作り方
- フライパンでAの油を熱しショウガを入れ、とろ火でゆっくり5分くらい、焦げる寸前まで炒める。油は切り、ショウガだけ取り出す。
- 鍋に1のショウガ、ほかの材料すべてを入れ、中火で10〜15分くらいスープが茶色に色づいてくるまで煮込む。
- 器に2の1人分を盛る。
ポイント
栄養ポイントはココ!
薬膳では羊肉は熱性の性質を持ち、カラダを温める効果があるといわれます。一緒に煮込んだショウガ、シナモンにも温める作用があり、温活にgood。また、羊肉は肉類の中では、不飽和脂肪酸の割合が多いのも利点。by管理栄養士 河村玲子さん