ノルウェー人の日常食。栄養素がたっぷりなブラウンチーズでヨウ素を摂取
世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は、6年前にチーズの世界大会で銀メダルを受賞し、世界に広まったノルウェー人の日常食について。
edit: Takashi Osanai
初出『Tarzan』No.875・2024年3月7日発売
栄養素がたっぷりなノルウェー人の日常食
6年前にチーズの世界大会で銀メダルを受賞し、世界に広まったノルウェーの味覚がブラウンチーズ。スライスしたものをパンケーキやワッフルに乗せて食べると、キャラメルのような優しい甘さに驚く。
原料はゴートミルクと牛乳。山の多いノルウェーといえばヤギ。その恵みをダイレクトに感じられる。
そんな同国において、地元の貧しい農家がチーズの生産過程で廃棄されるホエイ(乳清)を活用しようと、ホエイ、乳、クリームを原料に生み出したのがこのチーズの起源なのだとか。高い栄養価にも注目は集まり、他のチーズのように塩分がないところに大きな特徴がある。
そしてカルシウム、プロテイン、ビタミンB群に加えてヨウ素が豊富。特に海藻食文化に馴染みの浅いノルウェーの人にとってブラウンチーズはヨウ素を摂取できる日常食。味わいが豊富な点も嬉しい。
COORDINATOR
UTANO YOSHIKO/ヘルシンキ在住歴18年。商談通訳・帯同を中心に活動。愛犬の柴犬KIKIと森を歩くのが毎日の小さな癒やし。YouTubeチャンネル『北欧さんぽ』更新中。