野菜は身近な“共通言語”。ダンサー・アオイヤマダさんに訊く野菜の魅力
雑誌『ターザン』863号では、「ベジ活」特集と題して野菜摂取の重要性とコツを紹介。そこで“野菜ダンス”で野菜愛を表現するダンサーのアオイヤマダさんに、野菜を好きになったきっかけ、好きになるコツを伺いました。
取材・文/山梨幸輝 撮影/藤井由依
初出『Tarzan』No.863・2023年8月24日発売
たとえ味が嫌いでも、知るほど魅力を感じる
「できることなら野菜になりたいくらい好き」
とはダンサー・アオイヤマダさんの言葉。自作(!)のトマト柄レオタードを着用してきたところにも説得力を感じる。
そんな彼女の代名詞といえば、“野菜ダンス”。
「コロナ下でおばあちゃんに“元気だよ”と伝えるために、長野の実家から送られてきた野菜を手にダンス動画を撮ったんです。
それをSNSに投稿したら“子供が楽しそうに真似する”“野菜が食べたくなった”と予想以上の反響が。野菜は身近な“共通言語”だと気づいたんです」
振り付けを考えるコツは?
「ストレートに形や重さを表現するのはもちろん、一番は野菜に向き合うこと。
例えばトマトはよく見ると“最初に食べた人すごい!”と思うくらい赤い。調べると、古代のメキシコでは毒と勘違いされていて、飢えに耐えきれず食べた人がその美味しさに気づいたとか。そんな背景を知るほどに表現欲が湧きます」
相手が何であろうと、ひたむきに相手を理解しようとする。大袈裟かもしれないが、そんな姿勢にヤマダさんの人生論を垣間見た気がした。
「たとえ味が嫌いな野菜でも、詳しく知るほど魅力を感じる。それって人間関係に近いなと思うんです」
アオイヤマダさんに野菜で一問一答
——Q. 野菜を好きになったきっかけは?
旦那に手料理を作る過程で「見た目や歴史も興味深い!」と知ったからです。
——Q. 野菜の魅力ってなんですか?
人と同じで、深く理解するほどに愛着が湧くんです。
——Q. 野菜ダンスに挑戦したいです。どうすれば?
好きな野菜になったつもりで、ダンスで自己紹介してみてください。