鍛えるシェフの筋肉レシピ:何でもなめろう
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は老舗鮮魚店〈魚久〉の杉山こず枝さんに教えてもらった「何でもなめろう」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.862・2023年8月3日発売
杉山こず枝さん
教えてくれた人
熱海・伊豆山で、代々家族で営む老舗鮮魚店〈魚久〉。その3代目の妹で、寿司を握るなど調理を担当。店頭では地物の鮮魚や刺し身、干物、魚を使った惣菜も販売。
学生時代は剣道とバスケ、30代から極真空手に挑戦している老舗鮮魚店〈魚久〉の杉山こず枝さん。魚のおいしさを知り尽くした魚屋さんならでは!“高タンパク海鮮トレメシ”を披露してもらった。
「なめろうはアジだけでなく、タイやイカの刺し身など何種類も一緒に叩くと舌触りがまったり、旨味が倍増。残ったら鰹節とダシ汁をかけて食べるとまた絶品です」
何でもなめろう
材料(3人分)
- アジ叩き…100g
- イカ刺し身用…80g
- タイ刺し身用…90g
- 味噌…大さじ1.5
- シソ…5枚(千切り)+飾り用…2枚
- ショウガ(ひとかけをすりおろす)…大さじ1
- 小ネギ(小口切り)…3つまみ程度
- トビコ…大さじ1弱など好みで
作り方
- イカ、タイは叩きやすいように、細切りにしてからサイコロ状に切る。
- まな板の上に、アジ叩き、1、シソ、小ネギ、ショウガ、味噌を置く。包丁で味噌と薬味を練り込みながら、刺し身全体が細かくなめらかになるまで叩く。
- 器に飾り用のシソを敷き、2の1人分を盛り付け、トビコを乗せる。
ポイント
栄養ポイントはココ!
高タンパク、低糖質、低脂質。しかも脂質は青魚に豊富なオメガ3で、肝臓で中性脂肪合成を減少させる作用があり、お酒のアテにVery good!! ショウガやシソなどの香味成分には消化液の分泌を促し消化を助ける効果も。 by 管理栄養士 河村玲子さん