俳優・佳久創さんの下半身作り。そのベースは学生時代からのラグビー経験
Netflixシリーズ『サンクチュアリ ―聖域―』で関取を演じた俳優・佳久創さん。その逞しい下半身のベースとなったのは学生時代からのラグビー経験にあったという。
取材・文/黒田創 撮影/中島慶子 スタイリスト/田名部敦士 ヘア&メイク/稲野まあり
初出『Tarzan』No.861・2023年7月20日発売
力士を演じた尻と太腿はラグビーの鍛錬の賜物
長い脚に逞しくついた尻と太腿の筋肉。俳優・佳久創さんは学生時代からラグビーで活躍。当時の鍛錬が立派な下半身を作り上げた。
「高校生の頃はフォワードで、モールを押す時の要のポジションだったので、毎日の練習や筋トレで脚や腰、尻に筋肉をつけ、力の入れ方を模索していました。尻に力が入るとしっかり重心を落とせて、タックルもうまくいくんです。筋肉自体は大学、社会人の頃に一番成長しましたね」
尻に力を入れ、低重心をキープする。これを体得したことは俳優活動でも役立っている。
「最近ドラマで力士役を演じ、リアリティを出すためほぼ毎日四股を300回踏むなど本格的な稽古に取り組んだんです。
相撲もラグビーと一緒で重心を低くすることが大事で、当時を思い出しながら四股踏みをしていたら、短期間に尻がどんどん大きくなって普段穿いているジーンズが全然入らなくなりました(笑)。
加えて90kg程度の体重を115kgまで増量したこともあり、力士らしさが醸し出せたかなと。四股は全身運動だし、片脚立ちで姿勢をキープするのでバランス感覚も養える。男女問わずオススメですよ」
筋トレの頻度は週3~4回。
「日によって鍛える部位を分けています。下半身はフリーウェイトで筋肉量を維持するよう意識していて、毎回しんどいと思いながらやるけど終わった時は達成感がすごいです」