国内最大級の室内野球練習場〈glowing field〉

横浜・鶴見に野球の室内練習場としては日本最大級レベルを誇る〈glowing field〉が新設された。GMに就任したのは、元プロ野球コーチでもある川越英隆さん。施設の魅力、こだわりを訊いた。

取材・文/黒田創 撮影/小川朋央

初出『Tarzan』No.858・2023年6月8日発売

国内最大級の室内野球練習場

プロ選手のオフのトレーニングにも十分対応

1999年に松坂大輔と新人王を争い、リーグ優秀新人賞を獲得。オリックスと千葉ロッテで通算54勝を挙げ、引退後は千葉ロッテのコーチとしてあの佐々木朗希も指導した川越英隆さんが、横浜・鶴見に新設されたプロ仕様の室内練習場〈glowing field〉のGMに就任した。

glowing field 室内練習場

国内最大級の室内野球練習場

  • 住所:横浜市鶴見区駒岡1-27-31
  • 営業時間:9:00~22:00、無休
  • 料金:バッティングエリア1時間3,500円~、ピッチングエリア1時間3,000円~。アカデミーは入会金11,000円、小学校低学年月額20,000円~。駐車場完備
  • 予約・問い合わせ:WEBサイト

「千葉ロッテを契約満了になったタイミングでお声がけいただいて、冬から春にかけてずっと施設の整備や準備に明け暮れました。

自分たちで高所作業車をレンタルしてネットを張り、ブルペンの土を入れるなど手づくりの練習場ですが、東京、横浜近辺で本格的な野球の練習ができる室内のスペースはほとんどないので、そこが一番の自慢ですね」

国内最大級の室内野球練習場

元倉庫の室内練習場はバッティングエリア5、ピッチングエリア3、トレーニングルームや階上からの見学エリアも設けられた充実ぶり。「ペンキ塗りからネット張り、人工芝敷きまですべて少人数でやりました。ブルペンには硬めのいい土を入れたので、本格的な投げ込みも可能です」(川越さん)。

川越さんが自負する通り、〈glowing field〉は野球の室内練習場としては日本最大級レベルを誇る。ブルペンでは3人が、バッティングレーンでは5人が同時に練習でき、ネットを開放すれば連係プレーの練習も可能だ。

「少年野球チームやプロを目指すアマチュアはもちろん、プロ選手のオフのトレーニングにも十分対応できます。1レーンから貸し出しできるので、どんどん活用してもらえればと思います」

小中学生を対象にした野球アカデミーも開設

また、施設のオープンと同時に川越さんと元千葉ロッテ投手の大嶺祐太さん、元広島捕手の木村一喜さんによるベースボールアカデミーも開設した。

「小中学生を対象に週2回、月曜は野手、火曜は投手という形でやっています。お子さんへの指導はとにかくわかりやすく伝えることと、親御さんとのコミュニケーションも大切だと考えています。

なかには“もっと速い球を投げられるようにしてほしい”といった要望もあるのですが、成長期に高強度の練習を課すとケガのリスクが高まってしまう。

本人のカラダの変化に合わせた練習方法が必要なのは、小学生も佐々木朗希も一緒。そのあたりはきちんと説明するようにしていますね」

今後はビジョントレーニング設備の導入など、高いレベルの練習に対応できるよう計画中。もっと野球がうまくなりたい人は、天気を気にせず練習に打ち込める〈glowing field〉へGO!