元プロ野球選手・大嶺祐太さんの〈焼き鳥職人 炭 神田本店〉
この店にこの元選手あり。今回紹介するのは元プロ野球選手・大嶺祐太さんの東京〈焼き鳥職人 炭 神田本店〉。
取材・文/黒田 創 撮影/石原敦志
初出『Tarzan』No.851・2023年2月22日発売
大嶺祐太さん
この元選手の店
おおみね・ゆうた/1988年生まれ。沖縄・八重山商工時代に注目を浴び、2006年高校生ドラフト1巡目で千葉ロッテ入団。09年5勝、15年8勝を挙げるなど活躍。22年中日に移籍し同年引退。通算29勝35敗1ホールド。
引退後即、激戦区に出店。飲食のイロハを学ぶ毎日
2006年、高校野球に「八重山旋風」が巻き起こった。沖縄離島勢初の甲子園、しかも春のみならず夏も出場を果たした八重山商工。そのチームを引っ張ったのがエース・大嶺祐太投手である。
その後千葉ロッテに入団し、主力投手として活躍。2022年限りで引退した大嶺さんが第二の人生として選んだのが飲食業。昨年末、東京・神田に〈焼き鳥職人 炭 神田本店〉をオープンした。
焼き鳥職人 -炭- 神田本店
居酒屋激戦区・JR神田駅界隈で駅徒歩1分の好立地に店を構える。大嶺さんが調理場に立つことはないが、頻繁に店に出て接客は行うので訪問の際は電話で確認を。
- 住所:東京都千代田区内神田3-8-6ナイン有美ビル
- TEL:03-6381-0828
- 営業時間:16:00~24:00(L.O.23:30)
「知人との共同経営という形で出店しました。いずれは僕自身でもお店を出したくて、そのための修業として実際にホールに立って接客を学んでいますし、生ビールを注いだりカシスオレンジを作ることもありますよ。
野球時代の仲間が来店してくれたり、遠くから会いに来てくれる野球ファンの方もいらっしゃって、嬉しい気持ちになりますね」
飲食業を選んだ理由は?
「常に家に人がいてワイワイしている漁師の家で育ったので、そういう雰囲気の店がやれればなと。球界に残る手もなくはなかったけど、33歳という年齢なら仮に失敗してもまだやり直しが利く。だったらチャレンジしようと思い異業種に飛び込みました。
将来的には飲食店とは別にアパレルブランドを作ったりと、やってみたいことがたくさんあるので今はパソコン作業ひとつから勉強の毎日です」