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元サッカー選手営む「岐阜の味を出すお店」〈酒場食堂とんてき〉

元サッカー、フットサル選手大場恵さん

サッカーの夢破れ、20代でフットサルの道へ

まだ女子サッカーの人口が少なく、「なでしこジャパン」の呼び名もない時代にサッカー選手を志し、クラブチームに入団するも怪我で断念。その後10代で出産を経て20代後半でフットサルに出合い、再び夢を追い始める

東京・中野坂上で〈酒場食堂とんてき〉を営む大場恵さんの生きざまは波瀾万丈でパワフルだ。

大場恵さん

この元選手の店

おおば・めぐみ/サッカー選手を目指しクラブチーム入団も、怪我で競技を断念。25歳で女子フットサルチームを立ち上げ数チームで活躍。引退後東京で飲食店を始め、2018年に現在の店を開業。

「やるなら本気でと無茶苦茶練習しましたね。地元のチームを経て上京し、関東リーグなどでプレー。最後は強豪チームのセレクションを受けました。年齢の関係で入団は叶わなかったのですが、実力を認めてもらえたことで“やるだけはやった”と30代半ばで引退を決めました

当時からさまざまな男子チームにも助っ人的に参加していて、その繫がりで現在も週数回プレーしています」(大場さん)

引退後、資金不足かつ飲食未経験ながら旦那さんと居酒屋を開いた大場さん。試行錯誤の末行き着いたのが、地元岐阜の味を出すお店だった。

「夫婦2人とも“やれない理由ではなくどうやったらやれるかを考えろ”というポジティブ思考でここまでやってこれました。あとは仕入れや食材のサポートをしてくれるフットサル時代の仲間やお客さんの存在。みんなに支えられています」(大場さん)

〈酒場食堂とんてき〉のメニュー
酒場食堂とんてきの特製トンテキ

大場さんの地元、岐阜県西濃地方は赤味噌&鉄板文化。特製トンテキ(990円)は赤味噌がジュウジュウと焼けて香ばしい匂い。

酒場食堂とんてきの漬物ステーキ

漬物を鉄板で焼く郷土料理漬物ステーキ(600円)。

酒場食堂とんてきの牛スジどて煮

牛スジどて煮(左上650円)も赤味噌で煮込んでいる。

酒場食堂とんてき
酒場食堂とんてき

ブラジル人や日系ブラジル人が多い東海地方ではポピュラーな炭酸飲料《ガラナ・アンタルチカ》も味わえる。FC岐阜のユニフォームやポスターが飾られる店内。サポーターもよく訪れる。「でも実は私たち夫婦はアントラーズサポなんです(笑)」。

  • 住所:東京都中野区本町2-5-13
  • 営業時間:17時~24時
  • TEL:03-6276-4059
  • 定休日:木曜

取材・文/黒田創 撮影/山本嵩

初出『Tarzan』No.823・2021年11月25日発売

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