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【脳疲労】の原因にアプローチ|計45秒の動的ストレッチ

【脳疲労】の原因にアプローチ|計45秒の動的ストレッチ

“脳力”は大人になった今からでも十分に鍛えられる。そこで最も有効な手段が運動。近年の研究で、運動の種類によって鍛えられる脳の部位、脳力が異なることがわかってきた。今回は「脳疲労」の原因にアプローチするエクササイズを紹介!

動的ストレッチで血流を促し、老廃物を除去

疲労には主に2つの原因がある。

ひとつは活性酸素。カラダに取り込んだ酸素が反応性の高い活性酸素に変換され、細胞に炎症を引き起こす。活性酸素が過剰になると脳細胞にダメージをもたらすことも知られている。

2つ目はアデノシン。生きて活動している限り、体内ではATPというエネルギーが作り出されている。その際、アデノシンという物質が脳の前帯状皮質で発生し、それが蓄積することで脳が疲労を感じる仕組みだ。

活性酸素はマッサージやストレッチで取り除くことができる。アデノシンに関してはクリアなデータはないが、やはり血液循環を促す軽い運動で除去できる可能性は高い。仕事中に疲れを感じたときは動的ストレッチでリフレッシュを。

ココに効く!

脳疲労のための運動

長時間の仕事でパフォーマンスが落ちるのは、前帯状皮質や上層の前頭葉の機能が低下するせい。軽い運動を取り入れて老廃物を除去しよう。

トレーニングのやり方
  • エクササイズは週3〜4回取り入れること
  • エクササイズは4週間以上継続すること

① カーフレイズ(15秒)

カーフレイズ

一連の動きはできれば裸足で行うのがベター。まずはふくらはぎを刺激して静脈の血流を促す動的ストレッチ。壁の前に立ち、両手を壁につけて上体を安定させる。両足は腰幅に開く。そのまま踵を上げ下げする。

② スクワット&カーフレイズ(15秒)

スクワット&カーフレイズ

次にふくらはぎに加え、太腿とお尻の筋肉を動員させる。壁に手をついた姿勢で膝を曲げて腰を落とし、膝を伸ばして伸び上がるときに踵を一緒に持ち上げる。腰を落としたときは手の位置が若干ズレてもOK。

③ トウ&ヒールアップ(15秒)

トウ&ヒールアップ

最後は脛の筋肉の刺激もプラス。両手を壁につけて腰を落とす。膝を伸ばして伸び上がるときに爪先を持ち上げる。爪先を床につけて再び腰を落とす。伸び上がるときに今度は踵を持ち上げる。この動きをリズミカルに繰り返し。

前取材・文/石飛カノ 撮影/山城健朗 スタイリスト/川合康太 ヘア&メイク/村田真弓 監修/久賀谷亮(医師、医学博士) トレーニング監修/中野ジェームズ修一 参考文献/『脳を最大限に活かす 究極の運動法』(朝日新聞出版)

初出『Tarzan』No.850・2023年2月9日発売

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