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進化を続ける、インプラントの技術はここまできている。

インプラント

入れ歯と比較して、自分の歯に近い感覚が得られるインプラント。以前は検査不足などトラブルもあったが、現在は成功率90%と世界的に見ても引けを取らない技術の高さを誇る。今回は、インプラント技術の最新事情にクローズアップ。

進化が止まらない? インプラント最新事情

インプラントは歯を支える顎の骨に生体と親和性の高いチタンなどの金属の人工歯根を埋め込み、その上に義歯を被せる治療法。入れ歯に比べて自分の歯に近い感覚が得られることが最大の特徴だ。

日本歯科大学新潟生命歯学部口腔インプラント科の廣安一彦教授に最新事情を伺った。

インプラントの構造
インプラントの構造

イラストの左半分は自然歯、右半分はインプラント。骨の組織と結合しやすいチタンでインプラント体という土台を作り、歯を支える歯槽骨に埋め込む。その上にアバットメントという構造物を乗せ義歯を被せる。

「インプラントが日本で広がり始めたのは2000年以降。以前は検査不足ですとか知識や技術が未熟だったためトラブルもありましたが、現在の成功率は90%と世界水準です。口の中にスキャナーを入れて画像データを撮ったり、コンピューターを使って最適な形の人工歯根を削り出す技術が導入されたことで、適応が広がってきています

従来のように、あの先生にしかできないという技術の差がなくなり、しかも時間も節約できる。極端なことを言えば、午前中に画像を撮って午後には歯ができるということも可能だという。ちなみにインプラントは自由診療1本30万円は下らない。

インプラントの手術プロセス

インプラントの手術プロセス

歯槽骨に穴を開ける。歯周病で骨が溶けていると手術が難しいが、対応する極小インプラント体も。

インプラントの手術プロセス

インプラント体を骨の中にしっかり埋め込む。ほとんどのインプラント体はチタン製。

インプラントの手術プロセス

歯茎を閉じてインプラント体を埋没させる。通常は2~3か月時間をかけて骨と融合させる。

インプラントの手術プロセス

歯茎を再度切開して義歯とインプラント体の連結部分、アバットメントを装着する。

インプラントの手術プロセス

最後に上部構造の人工歯冠を装着して手術は完了。とはいえ、この後も歯周組織のケアはマスト。

最新インプラント技術の流れ

最新インプラント技術の流れ

オーラルスキャナーで口の中をスキャンしてモニターで画像化。この技術があれば、型を取る必要がない。

最新インプラント技術の流れ

スキャンした画像データとCTスキャンによるデータを解析。インプラント治療が可能な状態かどうかをこうして分析検討する。

最新インプラント技術の流れ

インプラント体とアバットメントを装着した状態を画面上でシミュレーション。インプラント体のサイズやフィット感がリアル。

最新インプラント技術の流れ

上はコンピューターでデザインした義歯(上部構造)を寸分の狂いなく削り出し加工する機器。左は3Dプリンター。どちらも短時間で精度の高い義歯(上部構造)を作製できる。画像データ提供/O-bic

取材・文/石飛カノ イラストレーション/泰間敬視 取材協力/廣安一彦(日本歯科大学新潟生命歯学部口腔インプラント科教授) 写真協力/O-bic

初出『Tarzan』No.844・2022年10月20日発売

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