「たどり着いたのは伝統食材」バレエダンサー・宮尾俊太郎さんの菌活

バレエダンサー、俳優と幅広く活躍する宮尾俊太郎さん。そんな宮尾さんのパフォーマンスを支えるのが菌活だ。様々な方法を試した結果、たどり着いた菌活とは?

取材・文/松岡真子 撮影/石原敦志 ヘア&メイク/TAKE

初出『Tarzan』No.840・2022年8月25日発売

「たどり着いたのは伝統食材」バレエダンサー・宮尾俊太郎さんの菌活
教えてくれた人

宮尾俊太郎(みやお・しゅんたろう) 1984年生まれ。2004年にKバレエカンパニーに入団し、15年にプリンシパル(最高位ダンサー)昇格。20年の退団後はテレビドラマやミュージカルなどで俳優としても活動する。現在は、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演。

あらゆる手法にトライして、たどり着いたのは伝統食材

「120点を目指すより80点の内容で継続している方が大事なんです」

プリンシパルとして数多くのステージに上がり、近年ではミュージカルや舞台に出演。俳優としても活躍する宮尾俊太郎さんの強くしなやかな筋肉を纏う肉体の礎に菌活がある。

「27歳の時のケガをきっかけにカラダ作りを見直しました。パフォーマンスをアップさせるには食事・睡眠・運動のバランスが重要。特に腸の果たす役割が大きいと知ったんです。

お腹の中が整っていれば心の安定と肉体の強さを保てる。食材ごとの消化の速さに着目した『アダムスキー式腸活法』を実践し、変化を如実に感じましたね。それから新しい情報を入手しては試す日々でした」

そうして確立したメソッドがある。

「無理せず自分の生活になじむものがベスト。乳酸菌は味噌とキムチから。塩分過多にならないよう、少量を定期的に摂取。味噌汁には季節の野菜を入れ、オーガニックのベビーリーフのサラダなど、食物繊維も一緒に口にするようにしています」

知識を吸収するにつれて、手にする品もブラッシュアップしたそう。

「調味料も含めて伝統食材が中心です。長い間、人類の内臓を守ってきた実績がある。また、生産者や育った環境、製法にも着目しています。丹精込めて作られたパワフルな食材はタフな腸を作ってくれますから」

宮尾俊太郎さんの菌活心得三箇条

① 食生活に溶け込むもので摂取

② シンバイオティクスを意識

③ 菌が活きるように摂取するタイミングも計る

宮尾俊太郎さんの菌活アイテム

酵素と酵母の力を最大限に享受

私の菌活 ダンサー宮尾俊太郎さん 生の生

《生の生》750g1,080円。マルモ青木味噌醤油醸造場 WEBサイト

非加熱の生みそにこだわるメーカーのプレミアム品。有機栽培の大豆、米と自然塩を使用し、自然豊かな信州の地で約10か月をかけて天然醸造。「食品添加物不使用で酵素と酵母が生きているため奥深い旨みと甘みを感じられる」。

韓国の伝統製法で熟成

私の菌活 ダンサー宮尾俊太郎さん 宗家キムチ

《宗家キムチ》320gオープン価格。大象ジャパン WEBサイト

「タフな乳酸菌を摂るために、熟成発酵キムチであることが重要。その指針として白菜などの植物由来の乳酸菌を用いた韓国の伝統製法で作られたものを選んでいます。コクのある味わいもいい。夕食でいただいています」。白菜のシャキッとした歯応えも食欲をそそる。

食物繊維の補給にベビーリーフを

私の菌活 ダンサー宮尾俊太郎さん ベビーリーフ

ベビーリーフ 500g2,250円。梶谷農園 WEBサイト

ルッコラ、エンダイブ、ロメインレタスなど朝獲れの19種が一袋に。「広島県三原市で30年以上有機栽培に取り組む農家の葉野菜は、とにかく味が濃い! パワーも強く、一枚口にするたびに、元気になります」。朝晩で寒暖差がある高原で井戸水を用いて育てている。