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運動不足でまず衰えるのは、筋肉ではなく、実は心肺機能。これを改善するためには、軽く息が上がる強度の有酸素運動を実践しよう。この記事では自宅で行える、5種目の動きで構成したキックボクササイズを紹介する。4サイクルを目指して試してみよう!
澤木一貴さん
パーソナルトレーナー。〈SAWAKI GYM〉代表。メディカルフィットネスからトップアスリート指導までをカバー。著書に『衰えた体がよみがえる最高最善の運動』などあり。
寄る年波のせいばかりではない。2年越しのコロナ禍生活で体力がすっかり落ちてしまった。その証拠に週に一度の出勤日、駅の階段を数段上っただけで心臓バクバク息ハーハーという体たらく。
運動不足でまず衰えるのは、見た目の筋肉よりも心肺機能。運動時に取り込める酸素の量が減ると、それを補おうとして心拍は跳ね上がり息切れが起こるのだ。改善するためには軽く息が上がる運動を取り入れるしか道はない。
外に出て走るのは億劫。そんなあなたにおすすめなのが、マットの上で行うキックボクササイズだ。
アップテンポの音楽に合わせて①ジャブ→②ストレート→③フック→④ミドルキック→⑤ニーキックと連続して行えば、かなりの有酸素運動効果が見込める。
脇を締めて拳をリズミカルに出す
体幹をひねりつつ鋭く打ち抜く!
大きく振りかぶり肘を曲げてパンチ!
軸脚をしっかり伸ばし左右交互にキック
カラダをひねりながらダイナミックに腿上げ!
パンチやキックの回旋動作は体幹トレになるので腹引き締めのボディメイク効果もあり。5種目1サイクルからスタートし、4サイクルクリアを目指そう!
取材・文/石飛カノ 撮影/山城健朗 スタイリスト/ヤマウチショウゴ ヘア&メイク/天野誠吾 監修/澤木一貴
初出『Tarzan』No.827・2022年2月10日発売