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さまざま病気のリスクとなる「食後高血糖」を回避するために、血糖値コントロールの基本的なルールを会得しよう。キーワードは北里研究所病院の山田悟先生が提唱する「ロカボ®」。緩やかな糖質制限で健康的に続けられる食事法だ。今回は8つのルールのうちの⑤、「朝食の糖質量」について。
今朝は時間がなくてコーヒーが朝食代わり。ま、いっか。糖質摂取量ゼロってことになるし。いやとんでもない。その5〜6時間後、ランチでの血糖値の上昇は甚だしいものになる。
朝食でタンパク質と脂質をしっかり摂っておくと、インスリン分泌を促すインクレチンが午前中に働きだす。その作用でインスリン分泌が前倒しになり、ランチの際に膵臓が大車輪でインスリンを出さずとも血糖値の上昇は緩やかなものになるはずだ。
朝食の欠食はこうしたインクレチンの恩恵をみすみす逃しているようなもの。
同様の理由でその日最初の食事、朝食ではどうしても血糖値が上がりやすい。そこで朝食の糖質摂取量は下限の20gに留めておくというのも、ひとつの手。平日はサラダチキンを活用したスープとブランパン、休日は納豆とニラたっぷりのがっつり炒飯風と20gでも工夫次第で食べ応えは十分だ。
もりもり野菜とチキンで元気が出るほぼ20gメニュー。
抑えめごはんの代打は白滝。&納豆、卵で満足、満足。
取材・文/石飛カノ 撮影/山城健朗 料理製作・スタイリング・栄養監修/田村つぼみ 取材協力/山田悟(北里大学北里研究所病院糖尿病センター長)
初出『Tarzan』No.822・2021年11月11日発売