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治療対象となる「慢性下痢」の定義とは?|大便学共通テスト⑩

腸活の第一歩は、腸から届く大切なお便り=うんこについてきちんと知ることから。知識が身につくこのテストを受けて、大便に対しての理解を深めよう! 第10問は「慢性下痢の定義」について。

問題⑩:次のうち慢性下痢の定義で正しいものはどれ?

大便テスト

解説:4週間以上の軟便には慢性下痢の診断が

下痢とは排便回数が増え、しかも水分量が通常より多く含まれた便が排泄される状態。ブリストルスケール(詳しくはこちらの記事を参照:理想の大便の3条件とは?)でいえば、タイプ6、タイプ7のうんこがまさに下痢便

食べ過ぎや飲み過ぎなどによる急性の下痢は数日で治まるが、軟便が4週間以上続くと慢性下痢と診断される。この場合は胃腸の炎症や内分泌バランスの乱れなどの基礎疾患が潜んでいることが多く、治療対象となる。

大便テスト

ただし、アルコールの飲み過ぎでもう何年も下痢気味という場合、話は別。アルコールは腸内に水を引き込み、腸の蠕動運動を過剰にする。大酒飲みつつ下痢を治したいというのは強欲すぎる。下痢が嫌ならお酒を減らすべし

大便テスト

大便学共通テストとは?

腸からの大切な便りを読み解く。これが大便学だ。毎日の便はただの排泄物ではない。腸内環境の良し悪しを表すリトマス試験紙と思おう。

どうやって便が出てくるのか、目指すべき理想の便はどんなものなのか、どうすれば快便に繫げることができるのか。これらを「共通テスト」で一から学ぶことから始める。本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけよう!

取材・文/石飛カノ イラストレーション/岡田 丈 取材協力/高野正太(大腸肛門病センター高野病院院長) 編集/阿部優子

初出『Tarzan』No.817・2021年8月26日発売

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