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こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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腸活の第一歩は、腸から届く大切なお便り=うんこについてきちんと知ることから。知識が身につくこのテストを受けて、大便に対しての理解を深めよう! 第5問は「理想の大便」について。
健康な便は胆汁の色素を含む黄土色。腸内細菌のバランスが崩れると黒っぽくなったり薄い黄色になる。
形の参考になるのはイギリスのブリストル大学が提唱した便の指標。タイプ1から7までのスケールで、数値が低いほど水分量が少ない便秘気味の便、数値が高いほど水分量が多い下痢気味の便となる。理想はタイプ4のバナナ状の便だが、3〜5に相当すれば合格点だ。
臭いはほぼ無臭というのが理想的。ツンとした悪臭がする場合はタンパク質の過剰摂取で、いわゆる悪玉菌がこれらを分解するときに発生するインドールやスカトールが原因である可能性が高い。
ちなみに善玉菌だらけの腸を持つ赤ちゃんのうんちは甘酸っぱい臭い。
腸からの大切な便りを読み解く。これが大便学だ。毎日の便はただの排泄物ではない。腸内環境の良し悪しを表すリトマス試験紙と思おう。
どうやって便が出てくるのか、目指すべき理想の便はどんなものなのか、どうすれば快便に繫げることができるのか。これらを「共通テスト」で一から学ぶことから始める。本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけよう!
取材・文/石飛カノ イラストレーション/岡田 丈 取材協力/高野正太(大腸肛門病センター高野病院院長) 編集/阿部優子
初出『Tarzan』No.817・2021年8月26日発売