- 痩せる
- 走る
“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
PR
仕事や子育てで忙しい現在でも、松本薫さんが欠かしたくないと語るのが「カラダのコンディショニング」。肩甲骨と股関節の可動域を保つために、“ながら”で行なっているという4種目を紹介。
かつてその鋭い目つきで“野獣”の異名をとり、2度の五輪で金、銅を獲得した元柔道57kg級の松本薫さん。
乳製品や砂糖、トランス脂肪酸やグルテンを使わないアイスクリーム店〈ダシーズ〉のスタッフとなった今もエクササイズが日課と話す。
「仕事と子育てに追われるなかでも、コンディショニングだけは欠かしたくないなって。具体的には背中、肩甲骨、尻、内転筋、腹横筋を刺激して、肩甲骨や股関節の可動域をしっかり確保するよう意識しています」
家にいる時は掃除、料理など家事の合間に、さらには2人のお子さんと遊びながらストレッチしたり、軽く筋トレしたり、関節を動かしたり。“ながらトレーニング”が基本だ。
「毎日ドライヤーをかける際も娘と一緒に洗面台に足を乗せてストレッチするのが習慣で、銭湯に行ったときにいつもの癖で洗面台に足を乗せようとするから慌てて止めるんです。娘は“ママ、みんな何で立ったままドライヤーしてるの?”って(笑)」
現役時代からトレーニングで意識していたのは、ケガをしないためには何をするべきか、そしてより動けるカラダをいかにして作り上げるか。
「お腹まわりで言うと私はずっと腹直筋に頼るバランスの悪いカラダ使いをしていたのでケガが多かったんです。そこでより内側にある腹横筋と腹斜筋を鍛え始めたら体幹が安定してケガも減ったし、どんな技もしっかり腰が入るようになりました」
下半身の鍛え方も考え方は同じ。
「安定感を出すために臀筋を刺激したりストレッチする場合も、そこと筋膜でつながる内転筋を一緒に動かすことで連動性が養えるし、スクワットなどの筋トレでもより広い範囲が鍛えられるんです」
取材・文/黒田創 撮影/内田紘倫 スタイリスト/高島聖子
初出『Tarzan』No.815・2021年7月21日発売