争う2人をなだめ、距離を取る|「ここぞ!」のための筋力トレ⑤
人さまに見せられるようになるだけでなく、人さまの役に立ってこその筋肉、と『ターザン』は考える。シーンを想定しつつ、いざ特訓。今回は「争う2人をなだめ、距離を取る」のための筋トレ。
取材・文/飯田ネオ イラストレーション/上田よう 撮影/小川朋央 監修/坂詰真二
初出『Tarzan』No.813・2021年6月23日発売
筋力UPでヒーローボディを目指せ!
目指すは、ピンチの瞬間に力を発揮するヒーローボディ。何も特別なことはしなくても、いつもどおりのトレーニングを積むだけで、さまざまなシーンに対応できる筋肉が身につくのだとトレーナーの坂詰さんは言う。
教えてくれた人
争っているふたりをなだめ、距離を取る。
ヒーローたるもの、「君子危うきに近寄らず」より「義を見てせざるは勇無きなり」を心がけたい。もしも小競り合いを見つけたら、どちらかが手を出す前に割って入り、双方を落ち着かせるべし。
掴みかからんとするふたりをそれぞれ片腕で抑えるには、ダンベルを使ったベントオーバー・リアレイズで三角筋後部と僧帽筋中部を鍛えておけばよし。
ベントオーバー・リアレイズ(10回×3セット)
- 腰幅に立ち、ダンベルを腿の前で揃えて持つ。
- 膝を軽く曲げながら、上体が床と平行になるまで前傾する。
- 両腕を伸ばしたままダンベルを肩の高さまで引き上げる。
- ゆっくりと元に戻す。
「筋力が社会のために役立つんだと思えば、モチベーションも上がりますよね。皆さんも誰かが困っていたら、普段のトレーニングを思い出して、勇気を持って手を差し伸べてみてください。小さな人助けこそ、ヒーローへの第一歩ですよ!」