駅で重い荷物を運び上げる|「ここぞ!」のための筋力トレ④
人さまに見せられるようになるだけでなく、人さまの役に立ってこその筋肉、と『ターザン』は考える。シーンを想定しつつ、いざ特訓。今回は「重い荷物を運び上げる」のための筋トレ。
取材・文/飯田ネオ イラストレーション/上田よう 撮影/小川朋央 監修/坂詰真二
初出『Tarzan』No.813・2021年6月23日発売
筋力UPでヒーローボディを目指せ!
目指すは、ピンチの瞬間に力を発揮するヒーローボディ。何も特別なことはしなくても、いつもどおりのトレーニングを積むだけで、さまざまなシーンに対応できる筋肉が身につくのだとトレーナーの坂詰さんは言う。
教えてくれた人
階段しかない駅で、海外の旅行者のスーツケースを運び上げる。
スーツケースを持っての階段の昇降は、相当な力がいる。長期の海外旅行客なら100Lくらいの大型タイプを持っていることも少なくないし、それを女性や高齢者が運搬するのは至難の業だ。
重たいものを持ち上げるのもヒーローの務め。家のダイニングテーブルを使って、首の付け根にある僧帽筋を鍛えておけば、困っている旅行客をサポートできる。
テーブル・ショルダーシュラッグ(左右交互に各10回×3セット)
- ダイニングテーブルの横に立って足を肩幅に開く。
- テーブルとの距離が遠いと腰に負荷がかかるため、なるべく近づく。
- テーブル側の腕を下に伸ばしたまま、逆手でテーブルの端をしっかり持つ。
- 逆側の手は骨盤上部に置く。
- 肘を伸ばしたまま、肩をすくめるようにできるだけ高く引き上げる。
- ゆっくり戻す。逆の手も同様に。
- 左右とも10回ずつ。
「筋力が社会のために役立つんだと思えば、モチベーションも上がりますよね。皆さんも誰かが困っていたら、普段のトレーニングを思い出して、勇気を持って手を差し伸べてみてください。小さな人助けこそ、ヒーローへの第一歩ですよ!」