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生理前の肌の乾燥や、吹き出物の回避方法はありますか?(20代女性)

読者から寄せられた質問に、『ターザン』推薦の専門家がズバリ回答! 生理とカラダのお悩みには、レディースクリニック『イーク表参道』の副院長を務めながら、国立スポーツ科学センターにて女性アスリートへの支援も行う、高尾美穂先生が向き合います。

今回の質問

生理前は必ずと言っていいほど肌が乾燥したり、吹き出物ができたりしてしまいます。最近はマスク着用での肌トラブルもあるので、回避する方法があれば知りたいです。(20代女性)

A. 自然な変化ではありますが、気になる人はピルを服用しましょう。

生理前は、排卵後に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)が皮脂腺を刺激して吹き出物になったり、エストロゲン(卵胞ホルモン)の値が下がることで肌が乾燥しやすくなったりします。

いずれにしてもこれは正常なホルモンの変化であって、自然な現象であることをまずは受け入れてください。

月経周期とホルモンの変化
月経周期とホルモンの変化/生理周期は25〜38日(うち変動が6日以内)が正常範囲。生理後から排卵日までの期間はエストロゲンの分泌が増え、心身ともに調子がいい時期。一方、排卵日から次の生理までの黄体期は、不調が表れやすい。体温の数値は大まかな目安と考えて(画像は「2つの女性ホルモンをちゃんと知る。病気・不調を事前に防ぐチカラ」より)。

それでも肌トラブルをなくしたいということであれば、ピルを飲むという手があります。ただし、どんなピルでもいいというわけではありません。

現在日本の医療機関で処方されているピルには数種類あり、吹き出物、PMS、生理不順など症状によって選ぶものが変わってきます。ホルモンに詳しい婦人科で症状を伝え、適切なものを処方してもらいましょう。

最近では、マスクの着用も肌荒れを助長させる原因の一つですね。

口まわりの吹き出ものは肌への物理的な刺激によるものなので、適度な通気性を保つことも大切。まわりに人がいないときはマスクを外す、スポーツマスクなど通気性がよく肌に合うものを選ぶ、といったことを心がけてみてください。

教えてくれた人
高尾美穂 先生
高尾美穂(たかお・みほ)/ 女性のための総合ヘルスクリニック『イーク表参道』の副院長であり、産婦人科専門医・医学博士・婦人科スポーツドクター。文部科学省・国立スポーツ科学センターで女性アスリート育成・支援メンバーに選出されるなど、様々なアスリートの生活を支えている。2011年からは、株式会社ドームのアドバイザリードクターも努めている。

取材・文/黒澤祐美

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