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〈ナイキ〉のランニングシューズ3足を履き比べ! シューズトライアル体験レポート
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電車やレストランなどで座ると、意外と目立つスニーカーの汚れ。特に黒ずみが際立つ白のスニーカーを履いていると神経質になってしまいがちです。とはいえ、履くほどに土や汗で汚くなっていくのは避けられない運命。少しでも清潔感を保つために、正しいお手入れ方法を学んでおきましょう。
「Tarzan Web」のグルーミング記事では、さまざまな分野の専門家に取材。「ランニングシューズのケア」「革靴のケア」「革小物のケア」に引き続き、お話を伺うのは虎ノ門の靴磨き店〈THE SHOESHINE&BAR〉のシューシャイナー、赤塚誠さんです。
「スニーカーはレザーやスエード、キャンバスなど、いろいろな素材で構成されています。汚れの落とし方はその素材ごとに違うので、個人でピカピカにするのは時間も根気も必要で。まずは汚れをつけないための“予防策”として、防水スプレーをふっておくのがベストですね」(赤塚さん)
まずは汚さないための対策が欠かせない、と教えてくれた赤塚さん。では既に汚れてしまった場合、対処法はありますか?
「革素材のみのスニーカーの場合は比較的お手入れしやすいので、道具を揃えてやってみてもいいかと。専用のクリーナーやもしあればクレンザーなどで汚れを落とせます。そのあとクリームを塗って革に栄養補給すれば、新品並みに綺麗になるはず」
「キャンバス素材のものについては、クリーナーの成分が生地に染み込んで汚れが取れないものが多いです。その場合はソール部分のゴム素材だけクリーナーで磨いて、あとは水洗いですね」
「基本で用意するグッズは、シューキーパーと汚れ落とし、磨き用の布、靴磨き用のブラシ2つ、あとは靴クリームです。ブラシは馬毛と豚毛のもので、布は汚れ落としが染み込みにくい厚手のものがおすすめ」
「ランニングシューズケア編でも紹介したスニーカークリーナー。汚れを浮かしてくれるので、少し擦るだけでも真っ白に。白以外のスニーカーにも使用できます。革やゴム素材の汚れ落としに関しては、これだけで十分ですね」
老舗企業〈矢澤株式会社〉と靴磨き専門店〈BRIFT H〉が協業し、「世界一光るワックス」をコンセプトに製作したワックス。靴やスニーカーのツヤ出しとして、仕上げに使用。
「開封直後の靴用ワックスは水分が多く、数日間乾燥させて水気を飛ばさないといけないのがネック。これは最大までロウ分の割合が高いので、すぐに使えるようにしています」
取材・文/山梨幸輝 撮影/大嶋千尋