• 革靴が長持ち&はき心地もアップ! 月イチで試したい靴磨き超入門
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2020.04.05

革靴が長持ち&はき心地もアップ! 月イチで試したい靴磨き超入門

革靴が長持ち&はき心地もアップ! 月イチで試したい靴磨き超入門

髪やヒゲを整えるように、靴磨きも生活のルーティンに組み込めたら相当ハンサム。国際大会も行われているほど奥深い世界ですが、その基礎編は案外挑戦しやすいのだとか。アイテム選びから実践的なやり方まで、革靴ケアのいろはを教えてもらいました。

「Tarzan Web」のグルーミング記事では、さまざまな分野の専門家に取材。初回の「ランニングシューズのケア」編に引き続き、お話を伺うのは、虎ノ門の靴磨き店〈THE SHOESHINE&BAR〉のシューシャイナー、赤塚誠さんです。

基礎的なお手入れだけで、履き心地もアップ。

赤塚誠さん
赤塚誠(あかつか・まこと)/虎ノ門の靴磨き店〈THE SHOESHINE&BAR〉のシューシャイナー。革靴だけでなくスニーカー事情にも精通し、お店では“スニーカー磨き”というユニークなサービスを提供している。

揃えるアイテムが多く、専門技術や知識も求められそうなイメージの靴磨きですが、赤塚さん曰く、初心者でも挑戦しやすいやり方もあるそう。

「確かに革靴をピカピカに光らせる『鏡面仕上げ』には、繊細な技術がいります。ただその前の段階である、靴の汚れを落として、靴に栄養を与え、長持ちさせる作業であれば、初心者の方でも挑戦しやすいかと。それだけで見た目の印象は大きく変わりますし、保湿されることで革が柔らかくなるので足のフィット感も良くなりますよ」(赤塚さん)

見た目だけでなく、履き心地まで良くなるというのは意外。もし試すなら、まず揃えるべきアイテムは何でしょうか?

「汚れ落としと靴クリーム、専用のブラシが2種類、コットン素材の布です。ブラシは馬毛と豚毛のものを揃えておくと便利。手に持ったときのフィット感が良ければOKで、東急ハンズなどのシューケア用品コーナーに行けば2,000円前後で手に入ります。布も専用のクロスがありますが、Tシャツの端切れなどで代用できます」

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赤塚さんが使用している馬毛のブラシ
赤塚さんが使用している馬毛のブラシ。張りがある毛質で、汚れを払うのに最適。
豚毛のブラシ
豚毛のブラシは硬さがあり、クリームを馴染ませるのに使用。

また靴磨きの頻度については、「月に1回くらいが目安ですが、最初は汚れが気になったときにやればOK。思い入れのある靴なら自然と頻度も上がりますから」とのお話でした。

靴磨きはブラシと手の使い分けがポイント。

ここからは実践編。初心者でも試しやすい靴磨きの方法を教えてもらいました。

靴磨きの方法その1
「靴紐を外し、シューキーパーを入れたら、ブラッシングをしていきます。馬毛のブラシを使って、全体の埃を優しく払いましょう。溝に溜まった汚れをかき出すのも忘れずに」
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靴磨きの方法その2
「次に汚れ落とし用の布を指に巻きつけるのですが、少しコツがいるので詳しく説明しますね。まずは利き手の人差し指と中指の先端に、布をシワにならないように被せます」
靴磨きの方法その3
「利き手とは逆の手で布の先端をつまみます」
靴磨きの方法その4
「つまんだ布をねじって、指の根元に巻きつけます」
靴磨きの方法その5
「余った布を親指で押さえます」
靴磨きの方法その6
「クリーナーを指先につけて、全体を擦りながら汚れや古いクリームを落としていきます。履きジワの部分は汚れが溜まりやすいので重点的に。布が汚れたら、指にあてる部分をずらしながら巻き直します」
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靴磨きの方法その7
「全体のツヤが落ちたら、クリームを塗り込んでいきます。ムラなく靴に浸透させるために、指で直接広げるのがポイント」
靴磨きの方法その8
「一度に手に取る量はこれくらいが目安です」
靴磨きの方法その9
「豚毛のブラシでクリームを馴染ませていきます。このとき、毛穴の中に押し込むイメージでぐっと力を入れるのがコツ」
靴磨きの方法その10
「先ほど汚れを取った布を、今度は三本の指に巻きつけて、クリームを馴染ませるように乾拭きをします。革がしっとりとした肌触りになったら完成」
お手入れのビフォーアフター
写真左がお手入れ前、右がお手入れ後。しっとりした質感になり、傷やシワも目立たなくなっている。

赤塚さんがおすすめする、初心者向け革靴ケアアイテム3つ。

1.〈Brift H〉シュークリーナー

〈Brift H〉シュークリーナー
〈Brift H〉シュークリーナー。容量130ml 価格2,800円(税抜)。お試し用に最適な50mlタイプ 価格1,400円(税抜)も展開。 WEB SHOP

革についた汚れや、鏡面仕上げに使われるロウ分を落とすクリーナー。

「革靴の汚れ落としには液体タイプが多いのですが、配合されているシンナーが浸み込むことで、革を痛めてしまうことも。その点、この固形タイプはじっくり使っても問題ないので、初心者でも安心です。油分で汚れを浮かせて、一気にとってくれますよ」

2.〈Brift H〉靴クリーム

〈Brift H〉靴クリーム
〈Brift H〉靴クリーム。容量75ml 価格3,000円(税抜)。化粧品会社と共同開発しており、ハンドクリーム代わりにもなるほど優しい成分を使用。 WEB SHOP

「靴の栄養を補給するクリームは、靴と同じ色を選ぶのがセオリー。ただ塗りムラが出てしまうこともあるので、無色透明の方が失敗はしにくいです。靴磨きクリームはいかにも“靴磨き”なアルコール臭がネックなのですが、こちらは無臭。その点でも挑戦しやすいです」

3.〈SAPHIR〉ユニバーサルレザーローション

〈SAPHIR〉レザーローション
〈SAPHIR〉レザーローション。容量150ml 価格1,600円(税抜)。公式サイト

「汚れ落としと革の栄養補給、ツヤ出しをこれ一本で済ませられます。無色なので幅広いレザーに対応できますし、携帯しやすいサイズ感なのも嬉しいですね」

INFORMATION
「THE SHOESHINE&BAR」
「THE SHOESHINE&BAR」/靴磨き専門店「Brift H」が手がける、バー併設の靴磨き店。東京都港区西新橋2-33-2先。営業時間 11:00〜20:00(LO19:30)バー 17:00〜23:00(LO22:30)。 日・祝定休。Instagramはこちら

取材・文/山梨幸輝 撮影/大嶋千尋

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