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ダイエットの極意は分散にあり?|立川談慶の「腹割って話そう」(5)

立川談慶

筋トレが好きすぎる落語家・立川談慶さん。過去に『ターザン』誌上のベンチプレス選手権に出場し、また普段から週4日のトレーニングをこなすガチのトレーニー。そんな談慶さんはいかにして筋トレにハマり、また筋トレから何を学んだのか。〈Tarzan Web〉連載で、軽妙に語っていただきます。

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いよいよ今回がラストとなりました当コラムです。最終回は、あえて宣言的なことを記したいと思います。そしてその目的をより具体化させたいと思います。

では、「腹を割る(=シックスパックを作る)ための食事と酒との付き合い方」について私見を述べてみます。

ダイエットは「分散」である。

これから述べることは、自分自身がまさに行錯誤の渦中にいることで、現時点においてもシックスパックを表出させるなどの実績を出しているわけではないので、ほんと偉そうなことは全く言えません。

が、ただ、トレーニングだけは、虚仮の一念で13年目に入りまして週3回から4回はこなすことが出来ているという意味では「継続性」の証明は出来ているかと存じます。そんな立場から一言だけ言えるのは、「食事もトレーニングという意識改革こそ肝心はないのか」ということです。

つまり、トレーニングと食事とを分断させず、あくまでも同じ継続性を要求される一直線上に存在するというようなイメージををまずは持つべきではという提案です。

苦しいトレーニングを日々続けていますと、ついつい、食事やお酒がその「ご褒美」のような存在になりがちです(トレーニング後のサウナがビールを要求しますよね)。でも、そうではなく、「肉体的トレーニングの後は、今度は食事トレーニングだ」と切り替えてみたらいかがでしょうか?

落語家および各種講演講師として、全国を飛び歩いていますと、行く先々の懇親会での美味しい酒や肴のもてなしを受けます。無論それも楽しみでもあり、仕事のモチベーションでもありますが、「トレーニングの一環」として一瞬でも受け止めてみると、戦略を立てやすくなるようにも思えてきます。

そこで、「お、今度の週末は九州出張だ。もつ鍋と焼酎か」というおもてなしを想像したら、「今週末はかなりカロリーの高い食事になるから、その前後の食事を軽めにしてみようか」などという計画を立ててみるのです(仕事後の打ち上げもやはり大事な仕事でもあります。大事にこなさなければなりません)。

要するに、ダイエットは「分散」なのです。

運動によってカロリーを短期的に分散させるパターンと、もう一つが、食事によってカロリーを長期的に分散させるパターンか、この二つこそダイエットの本質ではないかと思うのです。

日々のハードトレーニングの後の大量の食事が「ご褒美」ではなく、「シックスパックを浮かび上がらせて『Tarzan』の表紙をかざること」を本当の「ご褒美」にしてしまうのです。これはもちろん、あくまでも理想ですが。

目標をさらに大きくすることで、さらなる新しい視点を獲得できるかも…ということです。

こうすれば!という今の目標。

自分も、上記の処理法を、だいぶ緩和させた形でプチダイエットを年に何度か敢行しています。そのせいでおかげさまで、毎年一回受診する健康診断ではほぼ優等生と言ってもいいぐらいの数値をはじき出しています。体脂肪も測量出来る最新型体重計に毎朝乗って軽量していますが、実年齢より15歳若い「39歳」という表示をいつも確認することを日課としています。

以上、落語家という自由業ゆえジムに行く時間も比較的取りやすいという面からの「筋トレと食事と酒」とのアプローチですが、以下、「こうすればもっとうまくいくのでは」という私のいまの目標のブラッシュアップも含めて過剰書きにまとめてみます。

(1) 炭水化物を減らす。

なくすことはできません。やはりご飯は魅力です。ですから、「昨日よりは少しだけ減らしてみよう」と心がけてみましょう。じわじわ作戦です。

(2) 21時以降の食事は控える。

これも努力次第で対応可能かと思います。

(3) もし大量に食べてしまったら、その後3日かけてリカバリーする。

すでに書きました「地方への泊り出張」に対応するための具体的対処法です。3日かけて少しずつ減らして行って帳尻を合わせるような感覚でしょうか?

(4) デザートに対する考え方を変える。

こんな考え方はいかがでしょうか?

「ああ、ケーキを食べてしまった。有酸素運動で燃やさなければならない」という考えではなくて、「今、有酸素運動をやれば、終わった後、ケーキを半分食べることが出来る」というように、「考え方を変えてみる」のです。で、余ったもう半分のケーキは、奥さんや子供に分けてみたらどうでしょう。

(5)上にも書いた通り、「一緒にダイエットする仲間」を見つける。

身近なところで奥様、彼女(彼氏)、お子さん、あるいはジム仲間と目標を共有化してみましょう。「ケーキ」を半分こずずつ出来る仲間との語らいはコミュニケーション能力のアップにもつながりますよ。

ダレ場にこそ、YouTubeでの落語。

そして、ここからなのですが、退屈なのが、筋トレ後のトレッドミルに代表される「有酸素」であります。私も一番のダレ場がそこに当たります。「筋トレで追い込んだあとに有酸素かよ」とほんと難儀します。が、そういう時こそ「YouTubeでの落語」をお勧めします。

要するに、20分なら20分、自分に飽きがこないように落語で穴埋めをするのです。退屈空間を落語で埋めてみましょう。落語は、短いのでも15分以上あるのが普通ですから、有酸素運動の暇つぶしには絶対うってつけです。落語と接するきっかけのない人には、このような形での接点が案外うまくいき、その後本当のファンになるような方もかなりいらっしゃいます。

落語初心者の皆様にとっては、かなり敷居が高いと思われがちな落語ですが、一度でも味わってみると、ほんとクセになるほど面白いものです。事実私も18歳の時に落語と出会って以来、54歳になる現在でも飽きることなくますます好きになるほどであります。

さ、最後は意外なところから落語へ持ってくるという強引なオチですが、かような形で日々トレーニングに向かっていこうかと存じます。私もこう書いた以上、腹割って(シックスパックになって)、話そう(落語を語ろう)とここで覚悟を決めました。

皆さん、お互い、頑張りましょう!

目標は「『Tarzan』の表紙」! 誰にだってチャンスはあるのです!

全5回、お読みいただきありがとうございました!

これまでの談慶さんの記事はこちら!:

第1回:なぜかくも筋トレにハマったのか

第2回:筋トレを続けるには。実践的な3つのポイント

第3回:ここはディズニーランド。ジム通いが続く“妄想”の力

第4回:談志の言葉は実は、筋トレの聖典だった!?

PROFILE
立川談慶
立川談慶(たてかわ・だんけい)/1965年、長野県生まれ。1988年に慶応義塾大学経済学部を卒業後、〈ワコール〉に入社。その3年後に独立し、立川談志門下へ入門。2000年に二つ目昇進、談志より「談慶」と命名。2005年に真打ち昇進。『大事なことはすべて立川談志に教わった』(KKベストセラーズ社)など著書多数。
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