• 筋トレを続けるには。実践的な3つのポイント|立川談慶の「腹割って話そう」(2)
COLUMN
2019.06.09

筋トレを続けるには。実践的な3つのポイント|立川談慶の「腹割って話そう」(2)

筋トレを続けるには。実践的な3つのポイント|立川談慶の「腹割って話そう」(2)

筋トレが好きすぎる落語家・立川談慶さん。過去に『ターザン』誌上のベンチプレス選手権に出場し、また普段から週4日のトレーニングをこなすガチのトレーニー。そんな談慶さんはいかにして筋トレにハマり、また筋トレから何を学んだのか。〈Tarzan Web〉連載で、軽妙に語っていただきます。

「正しいフォームで正しい回数をきちんとこなすだけで、誰にも筋肥大が起こる」。こんな永遠の真理を標榜するのが筋トレです。世の中でこんなに公平なスポーツはないかと思います。

たとえば球技ならば動体視力ですとか、球際の処理の仕方やら、先天性のセンスの有無でがらりと変わって来てしまいます。またやはり球技につきものの、飛んだり跳ねたりは若いうちしかできません。

そうなるとご年配の方はやはりゴルフへとの流れるのも必然ですが、そんなゴルフでも、やはりスコアを伸ばしたり、いやそれ以前に体幹を鍛えることでケガの可能性を減少させる効果もあるのが、筋トレなのです。

筋トレの難点。それは「続かない」こと。

なんだか筋トレって、あらゆるスポーツの元締め的なポジションなんですよね。だからこのスポーツを徹底的に取り組んでいると、あらゆるアスリートの人たちと接点が芽生え、お話しが出来て仲良くなれるというポジションを確保出来ます。

私自身、相撲関係者から、格闘技系、それから陸上選手、カーリング選手などなどいろんなジャンルのアスリートの皆様と仲良くさせていただいています。これは私が落語家だからというのももちろんありますが、キッカケはやはり筋トレでありました。「カラダを鍛えないで出来るスポーツ」なんてありません。

それぞれのスポーツの特性に応じて鍛え方が微妙に違うだけで、基本的には筋トレを必要としないスポーツなんてありませんもの。

あらゆるスポーツの基礎こそ筋トレなんですな。ほんといいこと尽くしなのです。が、唯一の大きな難点が、「続けられないんです」「三日坊主なんです」ということ。

うーむ、今回はそのあたりにフォーカスしてみます。ポイントは3つです。

自宅の近くか、会社の近くか。

第一に、「まず自宅から一番近くて、トレーナーのいるジムを選ぶ」ことです。

これが案外一番大事なのになかなか気づきません。会社から近いジムだと一見便利に思えますが、休みの時に通うのがどうしても億劫になりがちです。

それに会社に近いジムですと、同じ会社の人がいたりなんかします。同じ価値観の人同士ならばいいのですが、そうでないめんどくさい上司も同じジムだったら、確実にモチベーションは下がりますよね。

とにかく自宅から近いところに限ります。そうするとどんなに忙しくとも休日の家にいるときは通えるのですもの。私も現在、自宅から一番近いジムに家族会員となって入会しています。筋トレに興味を持ち始めた高3と高1の男の子に「パパ、教えて!」なんて頼まれたりもしています。

またベンチプレスで高重量を挙げることで父親の威厳もアピールできたり、健康増進とともに一石二鳥ともなっています。いや家族会員はリーズナブルでもあるのでそれ以上でしょうか。

筋トレは「お百度参り」

第二に「種目、回数、セット数をノートにつけること」。

第一ポイントからの流れですが、まずそのジムのトレーナーにメニューを汲んでもらいましょう。対初心者の場合でも訓練を積んだトレーナーならば、体格やら生活リズムを加味してメニューを組んでくれるはずです。

そして「種目、回数、セット数をきちんとノートにつけるクセ」を身に付けましょう。たとえば胸なら「●月●日、トレーニング5回目。ベンチプレス30キロ×10回×3セット→ダンベルフライ8キロ×10回×3セット」などと言った具合に。

このメモを積み重ねてゆくと、それが「お百度参り」に思えて来る日がやってきます(ほんとです)。「83回か、もうすぐ100回だな。100回通ったら何か自分にご褒美してやろう」などと考えてゆくのも大事な継続のためのモチベーションになるはずです。

私はこの夏でトレーニング開始丸12年となりますが、総回数で1900回近くになりました。2000回達成したら何か自分に買ってやろうと思っています。

微熱でもジムに行く理由。

第三に、「同じレベルの仲間を見つける」。

いまは近所のジムに通っていますが、最初のジムでは、最寄駅から2つ目のジムでした。そこでベンチプレスでほぼ同じ重量を扱う居酒屋のマスターと仲良しになり、「毎週月曜日午前中はベンチの日」ということで、そのマスターと一緒にうなり声を挙げて鍛え合ったものでした。

ベンチプレスは、一人では出来ません。限界を超えた重量をのど元に落としてしまえば命に関わります。だからお互いに補助をし合わないといけない間柄になります。

もっというと生殺与奪の権を握り合う仲みたいな感じでしょうか(笑)。そんな緊張感を分かち合いながら、「もっと挙がる!」「頑張って!」とサポートし合い、励まし合いながらトレーニングを積み重ねてゆくと、いつの間にか、「あのマスターも頑張っているからサボるわけにはいかないもんなあ」という気持ちにもなり、気が付くと、多少の微熱がある時ですら、ジムに行かないとどうにもならないような身体になっていってしまっているのです。

おまけにそのマスターのお店が評判のおいしい魚を出す店でいまや行きつけにもなってしまい、プライベートでも充実しています。まさに筋トレさまさまですなあ。

「トレーナーのいる自宅近くのジム」「ノートにきちんと記すクセをつける」「同じレベルの人と仲良くなる」。

ぜひこの3つを心がけてみてください。ジム通いが苦ではなくなるはずです。そして最後に! 筋肉痛を恋しく思いましょう! いや、恋しくなってくるはずです。だって、ジムでのトレーニングがラブレターならば、筋肉痛は筋肉からの「効いたよ!」というラブレターの返事なのですもの。

そんな自分の肉体との往復書簡を繰り返してゆけば、あなたの身体はみるみる変わります! 絶対です!!!!

立川談慶

立川談慶さんの写真
たてかわ・だんけい/1965年、長野県生まれ。1988年に慶応義塾大学経済学部を卒業後、〈ワコール〉に入社。その3年後に独立し、立川談志門下へ入門。2000年に二つ目昇進、談志より「談慶」と命名。2005年に真打ち昇進。『大事なことはすべて立川談志に教わった』(KKベストセラーズ社)など著書多数。近著に『老後は非マジメのすすめ』(春陽堂書店)。

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