作りおきにもいい「冷やしフレンチトースト」|レジスタントスターチをおいしく摂る #2
レジスタントスターチがおいしく摂れるレシピを紹介!
取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 スタイリング・料理・栄養監修/美才治真澄
(初出『Tarzan』No.771・2019年8月29日発売)
レジスタントスターチとは?
食物繊維のように消化・吸収されにくく、健康維持に役立つ生理作用がある食物の総称をルミナコイドといい、レジスタントスターチはそのひとつ。期待される作用は食物繊維のそれとほぼ同じで、血糖値の上昇を防いでくれる。
またレジスタントスターチは、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸という物質を増やすことも分かっている。短鎖脂肪酸は大腸上皮のエネルギーになったり、腸のバリア機能を調整したり、食欲を抑制したり、認知機能の改善にも関わる物質。まだ研究段階だが、レジスタントスターチには病気予防の可能性も秘められている。
ふわふわの白いパンよりも未精製パンを狙うべし。
フレンチトーストというとスイーツっぽいイメージだが、卵液に甘みを加えていないので、ハムやサラダを添えて食事にしてもよし。冷蔵庫で2〜3日保存可能なので、作り置きしておくと便利です。
※ライ麦パン(6枚切り1枚)のレジスタントスターチ量2.1g
材料(1人分)
- ライ麦パン(6枚切り) 1枚
- 卵 1個
- 牛乳 1/2カップ
- バター 小さじ1
- はちみつ 大1
- シナモンパウダー好みで適宜
- ミント 好みで適宜
3ステップで作る「冷やしフレンチトースト」
ステップ1. ボウルに卵、牛乳を入れて混ぜる。
ステップ2. (1)に4等分したライ麦パンを加え、卵液が染み込むまで置く。
ステップ3. フッ素樹脂加工のフライパンにバターを熱して2を並べ、焼き色がつくまで両面を焼く。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。食べるときにはちみつ、好みでシナモンパウダーをかけミントを添える。