タピオカ食べたら、トレッドミルを30分。
昨今大ブームのタピオカミルクティー。でもタピオカってでんぷん質だから、ケーキなんかと同じで糖質の塊なんだよね…。そこまでわかっていても、あの長い行列に並ばずにはいられない。そんな流行りもの好きにも、澤木さんはちゃんと対策を考えてくれている。
「摂りすぎた糖質を手っ取り早く燃焼させたいなら有酸素運動がいいでしょう。今の時期は暑いので室内でトレッドミルがベターです」
それもダラダラと長時間ウォーキングとランを繰り返すのではなく、効率的にきっちり30分で終わらせるメソッドを提案してくれた。
効率的に糖質を燃やすインターバルトレッドミル。
「トレッドミルの一番いいところは傾斜をつけて高強度にできること。まずは最大傾斜(大体12〜15度)に設定してウォーキングを5分。続いて平坦に戻してランを5分。これを3回繰り返して30分の有酸素運動です。ウォーキングとランを交互に行うインターバル効果で糖質が効率的にエネルギーとして消費されます」(澤木さん)
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12〜15°の傾斜で5km/時ウォーキング(1回5分×3セット)
基本的にどのマシンも設定できる最大傾斜角度は大体12〜15度。まずは急な傾斜を作り、1km12分のややゆっくりしたペースで5分間その坂を上り続けよう。それ以上の速さだと膝に負担がかかってしまうので注意。ここでは糖質の代謝物である乳酸が使われる。
2° の傾斜で10km/時ランニング(1回5分×3セット)
急傾斜を5分間歩いた後は角度をほぼ平坦の2度に戻して、今度は時速10km、つまりキロ6分で走る。ランニングに慣れていない人でも、このゆっくりでも速すぎでもないペースなら5分間は走れるはず。その後のウォーキングがちょうどいいインターバルになる。
教えてくれた人
澤木一貴(さわき・かずたか)/1971年、静岡県生まれ。SAWAKI GYM代表。NESTA JAPAN理事。全国でトレーニングセミナーを展開。6月には『ベストボディ・ジャパン プロレス』に参戦。日本大学卒業。一般のクライアントはもちろん、プロレスなどの格闘技選手からJリーガー、そして小学生まで幅広い指導経験を誇る。DVD『壊れゆく子どもたちの姿勢と運動神経を取り戻す!』が好評発売中。