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好きな食べ物を心ゆくまで食べるのは構わない。ならばその分がカラダの負債にならないよう、効率的に運動すればいい。『ターザン』おなじみのトレーナー・澤木一貴さんが提案してくれたのは、5つのタイプ別・サーキットトレを中心としたメニュー。第3回は「お肉だけは譲れない」という人のためのトレーニング。
豚、鶏、牛、そして羊。とにかく肉が好きで好きでたまらない人は、ダンベルを2つ用意して肉食に挑んでください、と澤木さん。さて、その心は?
「お肉をたくさん食べた後というのは、実は絶好の筋トレのタイミング。トレーニーたちがプロテインを摂った後と同じく、カラダの中はタンパク質で満たされた状態なんです。そこで皆さんがやるべきは筋肉に大きな負荷をかけるダンベルサーキット筋トレ。これ一択です」
筋肥大しやすいタイミングで適切に負荷をかければ普段より効率的に筋力をアップできる。肉を食べたらセットで筋トレ、と心得たい。
「種目はシンプルに、各部位にしっかり効かせることを意識しましょう。筋肉を大きくするのに最適な、一度に8~12回しかできない重さにウェイトを設定し、それぞれ8~12回を0〜30秒の休憩を挟みつつ3~5セット行う。これが基本です」
ここで紹介する4つの種目をサーキットで行えば、全身のおおまかな筋肉をまんべんなく鍛えられる。肉食後の習慣にしよう。
サーキット形式で行うダンベルトレは全部で4種目。前述の通り、各種目の回数は8〜12回。4種目を1回ずつ行って1セット、しっかりと筋肉を追い込むために3〜5セットは実践しよう。各種目間のレスト(休憩)はそれぞれ0〜30秒。少々キツいが、レスト0秒で3セットなら、最短10分強で完了!
教えてくれた人
取材・文/黒田創 撮影/山城健朗 スタイリスト/山内省吾 ヘア&メイク/天野誠吾 イラストレーション/高橋潤
(初出『Tarzan』No.767・2019年6月27日発売)