
6万個ものボールが降り注ぎ、大小無数の白い風船が客席、舞台の境を超えて飛び交う。パリ・オペラ座の長い歴史の中で、このような奇想天外で驚きの連続の舞台がかつてあっただろうか。そんな“遊び心”に溢れる話題作「PLAY」がこの夏、日本で上演される。
「PLAY」を手掛けたのは、アレクサンダー・エクマン。2024年パリ・パラリンピック開会式の演出・振付監督を務め、一躍世界中の注目を集めたスウェーデン出身の振付家だ。
彼はこの作品についてこのように語る。「子供の頃は当たり前のように遊ぶことを楽しめたのに、大人になるにつれて少しずつ遊ぶことへの苦手意識がでてくる。そのことに疑問を投げかけ、私たちが “遊び”とどのように向き合いたいのかを考えるきっかけになる作品を作りたかったのです」。

©Alexandre Tabaste
公演は2部構成になっており、彼の言葉通り第一幕では、遊ぶことを純粋に楽しめていた子どもの世界を。打って変わって第二幕では、大人になって“遊び心”を失い、ルーティンワークに疲弊する大人の世界を表現し、私たちに “遊び”と向き合うきっかけを投げかける。
もちろん、ダンスを披露するのはパリ・オペラ座バレエ団のダンサーたち。彼らは新たに選出されるが、前作に引き続き音楽・ミカエル・カールソン、衣装・グザヴィエ・ロンズ、照明・トム・ヴィッサー、歌唱・カリスタ・”キャリー”・デイらがステージを構成するパートを支える。
私たちが大人になり忘れてしまっていた、無邪気に遊ぶ感覚を呼び覚ましてくれるような舞台にぜひ足を運んでほしい。
Information
「PLAY」アレクサンダー・エクマン/パリ・オペラ座
場所:新国立劇場・オペラパレス(東京都渋谷区本町1丁目1-1)
公演スケジュール:
2025年7月25日(金) ①18:30開演
2025年7月26日(土) ②13:30開演 ③18:30開演
2025年7月27日(日) ④12:00開演 ⑤17:00開演
チケット料金:S席29,000円・A席24,000円・B席14,000円・C席7,000円
*全席指定/全席学生割引あり(2,000円引き)/車椅子席 29,000円・付添席 29,000円/未就学児童入場不可
チケット販売スケジュール:
2月15日(土)10:00〜 キョードー東京 最速先着先行販売
2月25日(火)10:00〜 各プレイガイド 先行発売(キョードー東京、ピア、イープラス、ローソン、楽天チケット)
3月22日(土)10:00〜 一般発売
チケット・公演の詳細は「PLAY」日本公演オフィシャルWebサイトへ
Instagram:@playoperadeparis_ jp