プロスポーツの知見を地域医療でも。

立ち上がったのはあのプロ野球球団! アスリートから高齢者まで幅広い層を万全の体制で診察する〈ライオンズ整形外科クリニック〉を紹介。

取材・文/河合萌花 撮影/石原敦志 イラストレーション/高橋 潤

初出『Tarzan』No.896・2025年2月6日発売

ライオンズ整形外科クリニック

スポーツドクターによる診療。地域社会の健康を貢献するクリニック。

スポーツをしていると、痛みや怪我に見舞われてしまうことがある。専門的な医療を受けて、より早く、より快適なコンディションで競技が再開できれば、というのは多くの人の願いだろう。そんな声を受け、地域や選手のために立ち上がったのが、プロ野球球団の〈埼玉西武ライオンズ〉だ。

2024年4月、ベルーナドームの程近くにオープンした〈ライオンズ整形外科クリニック〉は、アスリートはもちろん、地域に広く開かれた医療機関。帝京大学スポーツ医科学センター出身の医師たちが中心に診療にあたり、リハビリスタッフには長年トップアスリートを見てきたトレーナーが揃う。

「午前中は高齢の方が多くいらっしゃり、夕方から夜にかけては大学でスポーツに勤しむ学生や、近くのサッカー少年、仕事終わりの会社員もいらっしゃいます」と話すのは、日々の診察を担当する増田裕也院長。ベルーナドームで試合がある日はスタッフも夜間まで残り、怪我の診察が即座に行える体制を敷いているそうだ。

ライオンズ整形外科クリニック

最新式レッグプレスを体験するのは、埼玉西武ライオンズの西川愛也選手。マシンは一般利用者も使用可能だ。 ©SEIBU Lionsライオンズ整形外科クリニックライオンズ整形外科クリニックライオンズ整形外科クリニック

待合室に飾られたユニフォームやポスターを眺めていると、普通の病院にいる時よりも、不思議とテンションが上がる。最新の設備を前に、安心感と信頼感もひとしお。前向きな気持ちが怪我の回復にも追い風となるに違いない!

ライオンズ整形外科クリニック

診察室には、高性能なエコーや体外から衝撃波を与える治療機器を揃える。

ライオンズ整形外科クリニック

リハビリテーション室には、弾道を測定できる《Rapsodo(ラプソード)》が設置されている。ラプソードは、平良海馬投手が購入したことが話題になった機器で、院でも導入した。

ライオンズ整形外科クリニック

ライオンズ整形外科クリニック

西武球場前駅から徒歩約3分。1階に診察室や検査設備、2階にリハビリテーション室を構える。リハビリテーション室では、ピッチングやウェイトトレーニングも可能。日曜・祝日休診。WEBサイト

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