『Tarzan』創刊秘話・後編|ウチサカさんにきいてみる。Vol.3

〈ヴァンヂャケット〉宣伝部を経て『POPEYE』と『Tarzan』を創刊。日本における最先端の若者文化の伝道師でありながら、フィットネスシーンの生き字引であり、齢70を超えてなお実践者であり続けるレジェンドエディターの内坂庸夫さん。そんなウチサカさんが今、どんな生活をしているのか、これまで、どんなことを考えてきたのか。聞いてみたいことをなんでもきいてみる雑談ポッドキャスト。第3回は第2回に引き続き、『Tarzan』創刊号を撮影したマガジンハウス社員カメラマン・村林真叉夫さんのご自宅からお届け。話がはずんであちこちに脱線していきます。

文/編集部 撮影(複写)/鳥羽田幹太

LA取材で訪れたジムで購入したという霜降りスウェット。

今も綺麗な状態で現役。村林さんの奥様がお召しになっていました。

以下、村林さんが見せてくれた『Tarzan』創刊前に作られたメディアキット(広告主などに、『Tarzan』とはこんな雑誌です、というのを伝えるための資料)を特別に公開します。

創刊号をもう一度よく見てみよう。

「水泳が3.8km、自転車が180.2km、最後の走りが42.195kmのフルマラソン(中略)どう考えてもマトモじゃない、完走できただけでも末代までの誇り、名誉。恐れを知らぬ『ターザン』は創刊を記念し、ここに第1回アイアンマン・レースを敢行した。心配ない、実は”10分の1″なんである」。「そして1/10だけアイアンマンになった。」企画の見開きより。

衝撃のバナナ特集ページ。10分の1アイアンマンイベントの際、バナナをエイドステーションで配布したそう。

まるで日活映画のような〈日本バナナ輸入組合〉の純広告。それであのバナナページが? 10分の1アイアンマンレースへのバナナ提供が!?

10分の1アイアンマンレースのエイドステーションで配ったバナナに貼ったというステッカー。編集部でデッドストックを見つけて、Tarzan Webリニューアルの際のキービジュアルの着想にしました。Tarzanロゴを楕円で囲ったTarzan Webのサイトデザインの元ネタもこれ。

Tarzan Webがリニューアルした際に展開したキービジュアルより。

村林さん、パリダカも出てたの??

ポッドキャスト出演

内坂庸夫
村林真叉夫
井手裕介(Tarzan Webプロデューサー)

ポッドキャストスタッフ

ジングル・BGM:田中堅大
編集:浜本壮大

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