鍛えるシェフの筋肉レシピ:タラとアサリのサルサヴェルデ仕立て
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈スペイン料理 Pabloパブロ〉オーナーシェフ 由利拓也さんに教えてもらった「パエリアサラダ」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.878・2024年4月18日発売
由利拓也さん
教えてくれた人
フレンチ出身。スペインに渡り、バルセロナ〈Els Casals〉などの星付きレストラン、バレンシアのパエリア店で研鑽を積む。帰国後、2018年現店開店。ほかに3店舗経営。
10歳で始めたサッカーは今も週1でプレー&パーソナルトレーニングも行う〈スペイン料理Pablo〉の由利拓也さん。トレ中も思いっきり楽しめるおもてなしスパニッシュを教わった。
魚の濃厚ダシで煮込むバスク風煮込み・サルサヴェルデは、「今回はアサリのダシでタラを簡単に煮込みますが、旨味十分。最後にパセリを加え煮立たせ、緑色のソース(サルサヴェルデ)に仕上げるのもこの料理のポイントです」。
タラとアサリのサルサヴェルデ仕立て
材料(1人分)
- アサリ(殻付き)…5粒
- 塩タラ切り身(半分に切る)…1切れ(80〜100gくらい)
- 玉ネギ(粗みじん切り)…1/4個
- 白インゲン豆(水煮)…10g
- 生クリーム…大さじ1+小さじ1(なければ牛乳50mLを使い、調理中に少し煮詰めよう)
- ニンニク(みじん切り)…少々
- パセリ(みじん切り)…少々
- オリーブ油…小さじ1
作り方
- 鍋にオリーブ油、ニンニクを入れ、弱火で炒めて香りを立たせる。
- 1にアサリ、水大さじ2(分量外)を入れて蓋をして加熱し、アサリの口が開いたら火を止める。
- 2に玉ネギ、生クリーム、白インゲン豆、塩タラを入れて蓋をして弱火でゆっくりと煮込む。
- タラに火が通ったら、パセリを加えてひと煮立ちさせる。器に盛り付ける。
ポイント
栄養ポイントはココ!
タラもアサリも脂質ほぼゼロ&タンパクリッチ! アサリには旨味成分のコハク酸が多く含まれ食欲も満たしてくれます。パセリは抗酸化作用のあるβ-カロテンやビタミンCやEが多く、仕上げに加えるのは栄養的にも○。by管理栄養士 河村玲子さん