鍛えるシェフの筋肉レシピ:手羽元参鶏湯

自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈江戸東京和膳 澄〉オーナーシェフの川越 真さんに教えてもらった「手羽元参鶏湯」。

photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura

初出『Tarzan』No.877・2024年4月4日発売

江戸東京和膳 澄 川越真さん 手羽元参鶏湯

江戸東京和膳 澄 オーナーシェフ 川越真さん レシピ

川越 真さん

教えてくれた人

〈江戸東京和膳 澄〉オーナーシェフ。飲食の道に進んだ後、薬膳と漢方を専門的に学び、国際薬膳調理師、漢方スタイリストの資格を取得。2019年に独立、東京食材と和食ベースの薬膳がテーマの現店を開店。

サッカーや筋トレの運動経験からカラダや健康への意識が高まり、薬膳を学ぶきっかけになったという〈江戸東京和膳 澄〉の川越真さん。

季節の変わり目で意外と体調を崩しやすい今、韓国料理で薬膳スープの代表・参鶏湯もおすすめ。

「本来は丸鶏を使いますが、骨付き手羽元で手軽にアレンジ。お腹を温めて気を補える鶏肉に、一緒に煮込んだショウガ、ニンニクなどもカラダを温めてくれます」

手羽元参鶏湯

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※1人分で計算

材料(2人分)

  • 鶏手羽元…6本(300g)
  • ショウガ(スライス)…2.5かけ程度
  • ニンニク(半割りにする)…1かけ
  • 黒キクラゲ(乾燥)…6枚程度 ※水に浸して戻しておく
  • クコの実(乾燥)…20個
  • 粒山椒(乾燥)…4粒
  • ナツメ(乾燥)…あれば4個 ※韓国や中国食材店などで入手可
  • 白米…大さじ2弱
  • 塩…適量
  • 水…500mL

作り方

  1. 手羽元の下茹でをする。鍋で沸騰させた湯(分量外)に入れ、アクが出てくるまで2分程度茹でる。ザルなどに空けて水気を切る。
  2. 鍋に1、ほかの材料すべてを入れて火にかける。中火で30分ほどスープが白濁するまで煮込む。
  3. 器に2の1人分を盛る。

ポイント

江戸東京和膳 澄 川越真さん 手羽元参鶏湯

骨付き肉の手羽元は下茹でをしよう。臭みが取れておいしく仕上がる。

栄養ポイントはココ!

韓国で疲労回復や夏バテ予防などで食される参鶏湯。鶏肉は薬膳の考えではカラダを温める作用があるとされ、季節を問わず、体調を整えたいときにうれしい一品。栄養的にも高タンパク低糖質で、糖質制限中にもgood!by管理栄養士 河村玲子さん